富山医科薬科大学 - 脳神経外科学 - 第3回日本頚部脳血管治療学会プログラム

JASTNEC

第3回日本頚部脳血管治療学会 抄録


第1日目 3月5日(金)

シンポジウム-3 (S-3):内科治療と治療適応 16:50〜17:50 発表8分、討論2分、総合討論20分

座長:峰松一夫(国立循環器病センター 内科脳血管部門)
宮本 亨(国立循環器病センター 脳血管外科)

S-3-2

内頚動脈高度狭窄の危険因子の検討

横浜市立脳血管医療センター 脳卒中診療部 検査科* 神経内科**

松岡慈子 植田敏浩 石川清子* 栗田竜子 正田大介 田畑 修 伊藤敦史 小濱るり子 畑 隆志 山本正博**

(目的)内頚動脈の高度狭窄はアテローム血栓性脳梗塞(artery to artery embolismを含む)責任病巣として考えられている。また脳血管の狭窄・閉塞性病変を評価する方法のひとつに神経超音波検査がある。本研究では当センターにおいて虚血性脳血管障害と診断された症例に頚動脈超音波検査を施行し、頚動脈内膜剥離術あるいは頚動脈ステント留置術の適応となる70%以上の内頚動脈高度狭窄を呈した症例の危険因子と、高度狭窄を呈さない症例の危険因子の検討を行なった。(方法)対象は虚血性脳血管障害を呈し、70%以上高度狭窄を認めた40例とAge sex matchさせた高度狭窄を示さない脳ドッグ症例80例である。70%以上の高度狭窄診断は頚動脈エコー検査にて最大収縮期血流速度200cm/sec以上を呈したものとした。(結果)内頚動脈有意狭窄の危険因子として高血圧、虚血性心疾患、喫煙歴、飲酒歴、低HDLが強く関与することが示唆された。(結論)頚動脈狭窄病変の治療線略には頚動脈のアテローム硬化病変の安定を図る、もしくは進行を停止させるために危険因子のコントロールおよび内科的加療が重要であるとされている。今回の結果より頚動脈狭窄に関与している危険因子のコントロールはアテローム粥腫の形成および進行の源弱に有効であると示唆された。


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