第16回日本神経内視鏡学会 抄録
The 16th Annual Meeting of the Japanese Society for Neuroendoscopy

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第1日目、12月4日(金)A 会場(3階 メインホール) 8:30〜9:30

パネルディスカッション 1: 内視鏡治療における新しい技術・手技の導入

座長: 加藤天美、藤井幸彦

1A-PD1-6

High Vision 内視鏡カメラ付きENDOARMによる顕微鏡下手術内視鏡支援
Endoscope assisted micorsrugery using Endoarm system with High Vision Imaging

森田明夫 (MORITA Akio)、木村俊運、楚良繁雄、伊藤博崇、深谷春介、中川大地、南 徳明、井手口稔、落合慈之

NTT東日本関東病院 脳神経外科

【目的】内視鏡支援顕微鏡手術においては、両手操作が可能なこと、腫瘍と神経等剥離プレーンを確認できることが、繊細な操作をする上で必須である。オリンパス社Endoarmは内視鏡とHolderが一体化し、両手操作と確実・安全な内視鏡固定を可能としたが、1CCDカメラ内臓のため画質に難点があり、組織の見極めが困難であった。我々はこの問題を克服すべく、HIGH VISIONカメラを装着できるEndoarm装置改造を行い、頭蓋底手術支援に用いている。その有用性と今後の方向性についてまとめる。【方法】オリンパス社製EndoarmにHigh Visionカメラ着脱を可能とし、バランスをとった後、臨床使用している。症例は2009年6月以降当院で手術を行った9症例(聴神経腫瘍腫瘍5例、再発髄膜腫2、再発類上皮種1、再発頭蓋咽頭腫1)である。顕微鏡操作にて手術を行った後、頭蓋底骨や血管、神経構造によるBlind AreaをEndoarmで可視下し顕微鏡および内視鏡モニターを観察しながら操作を行った。また観察のためにはカメラをEndoarmからはずしてFree handで観察を行った。内視鏡下操作中のScopeは主に4mm径 逆視30度または70度をもちいた。【成績】全例において高画質な観察が可能であり、Holderの位置および内視鏡設置部位の工夫により、内視鏡下の精細な操作が可能であった。これまでのカメラに比較し、神経と腫瘍、他の組織等の見極めが容易となった。聴神経腫瘍5例では内耳道内腫瘍摘出が末端まで到達している例でも可能となり、摘出度が向上した。【結論】High visionカメラは4mm, 2.7mm径神経内視鏡領域でも画質を向上し、さらに繊細な操作を行うことを可能にした。またカメラを着脱可能にすることにより、Free Hand操作も容易となる。今後高画質カメラ着脱式Endoarm実機の開発を進めたい。また内視鏡・顕微鏡操作を同時に安全に行うためには高画質内視鏡モニターを顕微鏡から眼をそらさずに観察できるシステムの開発が必要である。

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