第16回日本神経内視鏡学会 抄録
The 16th Annual Meeting of the Japanese Society for Neuroendoscopy

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第1日目、12月4日(金)A 会場(3階 メインホール) 15:00〜16:00

パネルディスカッション 2: 経鼻的内視鏡手術: 新しい手術アプローチとトレーニング

座長: 木内博之、齋藤 清

1A-PD2-6

鶏卵と頭蓋骨模型を用いた内視鏡下経鼻的経蝶形骨洞手術のトレーニング
Practical training for endoscopic pituitary surgery with eggs and cranial bones model

奥田武司 (OKUDA Takeshi)、湯上春樹、中野直樹、加藤天美

近畿大学 医学部 脳神経外科

【目的】近年の経蝶形骨洞下垂体腫瘍手術は, 神経内視鏡を用いた経鼻法が主流となりつつある. ハンズオンセミナーなどで本法のシュミレーショントレーニングを行なっているが, 時間的, 経済的な面も含めて手技の習得に労力を要する. 今回, このトレーニングモデルを開発したので報告する.【方法】頭蓋骨模型を利用, 鼻中隔後半部, 鞍底部構造物を除去し, 鶏卵を固定した. 鶏卵底部の卵殻を鞍底部, 内容物を腫瘍実質と想定し, 経自然孔経由法における蝶形骨洞内からの操作を再現した.【結果】内視鏡下で鞍底部を観察すると, 卵殻は菲薄化した鞍底に類似しており, 頭蓋底の骨削除手技, 微細なドリリング習得に有効であった. 内容物に関しては生卵からゆで卵まで自在に設定することにより, 様々なタイプの腫瘍を想定, キュレットや吸引操作の習得に有効であった. 練習を繰り返すことで内視鏡画像に慣れ, 手術器具のスムーズな操作が可能となった. 【結論】本トレーニングモデルの術野は無出血であり, 鼻粘膜も再現されていないため完全とは言えない. しかし, 内視鏡下経鼻的経蝶形骨洞手術の導入トレーニングの一つとしては有効である.

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