第16回日本神経内視鏡学会 抄録
The 16th Annual Meeting of the Japanese Society for Neuroendoscopy

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第2日目、12月5日(土)B 会場(2階 203, 204) 13:00〜14:00

一般口演 4: 機器・手技の工夫

座長: 辛 正廣、渡邉 督

2B-O4-4

内視鏡専用手術室での神経内視鏡手術経験と定位脳装置に使用可能なシースの開発
Neuroendoscopic surgery in specialized operative room for endoscopy and newly developed sheath used for stereotactic devices.

北井隆平 (KITAI Ryuhei)、橋本智哉、竹内浩明、常俊顕三、菊田健一郎

福井大学 医学部 脳脊髄神経外科

【目的】福井大学病院での最近の神経内視鏡手術の工夫について述べる。【方法】(工夫1)、内視鏡専用手術室が設置され、腹部外科、胸部外科等との共用が開始された。2009年4月より神経内視鏡手術も内視鏡専用手術室を使用することとした。構成はハイビジョンカメラ、天井懸架式ハイビジョンモニター4台、ブルーレイ記録装置、通常の麻酔装置ならびに手術機器類で構成されている。神経内視鏡はStorz社 Oi handy pro, Machida社 Neu-4L、止血装置としてPAL-1を装備している。2本同時に内視鏡を使用することも可能である。2009年4月以降、松果体部germinoma生検、透明中隔嚢胞による水頭症手術に使用した。専用手術室のメリットは、画面を患者胸部上方に置くことができ、操作方向と画面が同一にあり、いわゆるhand-eye co-ordinationが自然な形で行われる。術者、助手に一画面ずつ与えることができる。麻酔医、看護師、見学者へのデモンストレーションが容易で教育効果が高い。(工夫2)、狭小な脳室に対する穿刺方法として、ナビゲーターが頻用されている。われわれは手術室CTを有しているので手術室で定位脳装置が簡単に導入できる。そこでLeksell型定位脳装置に応用できるシースを開発した。従来のものは長さ、内筒部分の穴の大きさがあわないため、ニューロシース(メディキット社製)を改良した。改良点は定位脳装置穿刺針に取り付け可能とし、穿刺を容易にしたことである。実物を供覧する。脳室拡大のない小児松果体部腫瘍の生検術に用いたが、術中CT-2D画面を参考に、手術プラン通りの穿刺が可能であった。【結論】神経内視鏡手術は手術例数が少ないため、市販の装置をさまざまに組み合わせる必要がある。低侵襲に行うためには適切な手術プランと、それ以上に機器の発達が必要である。

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