第16回日本神経内視鏡学会 抄録
The 16th Annual Meeting of the Japanese Society for Neuroendoscopy

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第2日目、12月5日(土)B 会場(2階 203, 204) 13:00〜14:00

一般口演 4: 機器・手技の工夫

座長: 辛 正廣、渡邉 督

2B-O4-5

脳内・脳室内出血に対するナビゲーションシステムを使用した内視鏡的血腫除去術
Endoscopic evacuation of intracerebral hematoma and intraventrile hematoma with navigation system.

下川宣幸 (SHIMOKAWA Nobuyuki)、夫 由彦、塚崎裕司、杉野敏之、永田 崇

ツカザキ病院 脳神経外科

【目的】穿頭を行って脳内・脳室内出血への内視鏡的血腫除去術を施行する際、穿頭の位置が重要となる。特に硬性鏡を用いて血腫除去を行う場合は透明シースのtragectoryが大事である。われわれはナビゲーションシステムを使用して穿頭位置を決定しており、その有用性を報告したい。【方法】われわれは、脳内出血に対しては基本的に硬性鏡、脳室内出血に対してはビデオカメラを使用している。メドトロニック社製Stealth Station ナビゲーションシステム、TRIAplusを用いて穿頭位置を決定した。2008年2月より14例の脳内出血もしくは脳室内出血に対し使用した。脳内出血の場合は血腫の長軸方向にシースのtrajectoryがくるように考慮して穿頭位置を決定した。脳室内出血の場合、ビデオカメラは硬性鏡より脳室内にカメラが入ってからは自由度があるため、血腫の位置と程度にもよるが、基本的にモンロー孔にアプローチしやすいよう考慮して穿頭位置を決定した。いったん血腫を除去しはじめると、brain shiftが起こるためナビゲーションシステムの正確性に問題が生じる。そのため穿頭位置の決定の際のみナビゲーションシステムを使用した。【結果・考察】ナビゲーションシステムを使用した穿頭位置の決定は有用であると考える。メイフィールドの三点式頭位固定器を装着しなければならない点、ナビゲーションの手術室での設定にやや時間を要する点が欠点としてあげられるが、後者は慣れればそれほどの時間を要しない。バーホール手術であることを考慮すると、少しでも安全に手術を行えるための工夫と努力は必要であると考える。実際の使用場面を供覧したい。

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