第16回日本神経内視鏡学会 抄録
The 16th Annual Meeting of the Japanese Society for Neuroendoscopy

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第2日目、12月5日(土)B 会場(2階 203, 204) 14:00〜15:05

一般口演 5: 第三脳室底開窓術

座長: 島 克司、三木 保

2B-O5-2

シャント術既往のある中脳水道狭窄症に対する内視鏡的第三脳室底開窓術
Endoscopic third ventriculostomy for previously shunted patients with aqueductal stenosis

米田 隆 (YONEDA Takashi)、嶽北葉子、田村陽史、黒岩敏彦

大阪医科大学 脳神経外科

 今回、過去にV-P shunt術が行われた中脳水道狭窄症による非交通性水頭症4例に対して内視鏡的第三脳室底開窓術(ETV)を行ったので、その適応と効果について文献的考察を加えて報告する。対象:全例、シャント機能不全で発症し、その際のMRIで中脳水道狭窄を確認しETVの適応と判断した。初回シャント術からETVまで期間は13-32年で1-4回のshunt revisionが行われていた。結果:症例1はETV2ヶ月後に再発したため、再びETVを行い、その後103ヶ月再発を認めていない。症例2と4は1回のETV後再発を認めていない。症例3は初回ETV時、脳室穿刺で反対側の脳室に入りMonro孔が狭窄していたためV-P shunt術を行った。3年後に再びシャント機能不全をきたしたため、再度ETVを行い55ヶ月間再発を認めていない。考察:シャント術の既往のある非交通性水頭症に対するETVの成功率は初回例とほぼ遜色なく、特に中脳水道狭窄症では80%前後の成功率が報告されている。今回われわれの4症例では2例で再閉塞および不成功例があったが、最終的にはETV後、長期shunt freeの状態を保つ事ができている。ただ手術の際には、第三脳室底の肥厚やバルーン状の拡大により、初発例に比べると穿孔が困難だったり、数本のシャントチューブが挿入されており、そのaccess routeが限られる事があるので注意を要する。

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