第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第2日目、6月5日(土)B 会場(2階 203, 204)15:30〜16:20

一般口演 11: 機能・てんかん

座長: 榎本貴夫、森岡隆人

O11-4

小児てんかん外科における手術ナビゲーションシステムの有用性
application of surgical navigation system for pediatric epilepsy surgery

田村健太郎 (TAMURA Kentaro) 1、田村健太郎 1、朴 永銖 1、平林秀裕 1、中瀬裕之 1、星田 徹 2

奈良県立医科大学 医学部 脳神経外科 1、国立病院機構 奈良医療センター 2

【はじめに】脳神経外科手術における手術ナビゲーションシステムは,主に脳腫瘍手術において汎用されその有用性はひろく認識されているが,我々はシステム導入以来てんかん外科手術にも応用し,最近は乳幼児のてんかん外科手術にも適用している.【目的】当施設でおこなったナビゲーションシステムを利用した小児てんかん外科手術において,特に有用であったと考える手術手技の実際と工夫を報告する.【手術手技】1)選択的海馬扁桃体切除術における下角開放.2)乳児大脳半球離断術における線維離断面の同定.3)皮質下病変に対する深部電極留置.4)脳梁離断術における脳梁正中の同定.【考察】expert epilepsy surgeonにとって,解剖学的手術支援を主目的とする手術ナビゲーションシステムは不必要なものであると考えるが,てんかん外科においてはしばしば深部の操作が必要であり,筆頭演者のようなbeginnerは,脳内深部に入り込むと方向感覚が失われることをしばしば経験する.ナビゲーションを使用することで,初めて経験する手術手技であっても術前の計画通りに手術可能であった.またこれまで乳幼児に対するナビゲーションは,referenceの固定の問題で実施困難であると考えられていたが,固定方法を工夫することで確実に実施可能であった.【結論】乳幼児でも安全にナビゲーションを使用することが可能であった.ナビゲーション使用により経験の浅い術者でもより安全に手術を行うことができ,またナビゲーションの経験を重ねることで解剖学的理解が深まると考えた.

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