第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第2日目、6月5日(土)B 会場(2階 203, 204)16:20〜16:50

一般口演 12: 画像

座長: 岩﨑喜信、甲村英二

O12-2

中枢神経系出生前画像診断の現状,自験22例の検討
Prenatal diagnosis in neuroimaging, analysis of 22 cases of CNS anomalies

安藤 亮 (ANDO Ryo) 、沼田 理、桝田宏輔、伊藤千秋、伊達裕昭

千葉県こども病院 脳神経外科

【目的】超音波やMRIなど画像診断技術の向上により,出生前の先天性中枢神経系病変の診断が可能となりつつある.今回当院における出生前画像診断の現状について検討した.【対象と方法】過去6年間に当院NICUに入院した脳神経外科患児のうち,産科医による出生前画像診断がなされた22例を対象とした.産科医の診断の内訳は,水頭症18例(この内4例は脊髄髄膜瘤(MMC)と診断),水頭症のないMMC4例であった.検討は1.診断された時期および方法,2.産科医による出生前画像診断と,出生後診断との比較,3.出生前インフォームドコンセント(IC)の有無,について行った.【結果と考察】1.全例とも初回診断は超音波で行われた.その時期は20〜38週で30週前後が最も多かった.MRIは9例に撮影され,4例でMMCが確認された.2.MMCを伴わない水頭症と診断された14例中,4例は出生後MMCと新たに診断された.水頭症18例中MMCの占める割合は8/18、44%であった.MMCを除いた残り10例の水頭症の内,外科的治療を要したものは7例であった.他の3例は,脳梁欠損症,非進行性の脳室拡大例であった.3.全22例中分娩前にICを求めて脳神経外科を受診したのは4例にすぎなかった.4.出生前画像診断の精度向上やICへの関与など,今後脳神経外科医のもつ役割は大きい.

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