第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

前の演題

第2日目、6月5日(土)B 会場(2階 203, 204)16:20〜16:50

一般口演 12: 画像

座長: 岩﨑喜信、甲村英二

O12-4

術中画像の保存システムの構築〜いかに簡単かつ低コストで導入、維持できるか〜
Costruction of a strage system of intraoperative images.

松阪康弘 (MATSUSAKA Yasuhiro) 、寺田愛子、坂本博昭

大阪市立総合医療センター 小児脳神経外科

【目的】小児脳神経外科の領域では成人に比べ複数回の手術を行う機会も多く、前回の手術所見は重要である。今回われわれは手術に関連した情報を一元的に管理し、容易にそれが参照できるシステムを、簡単かつ低コストで構築した。その過程と運用の実際について紹介したい。【方法】当院ではCTやMRI画像についてはフィルムレスシステムが完成しており、新しく管理する対象は手術ビデオ、写真、手術記事などのみとした。手術ビデオは従来、VHS、Hi8、miniDVと変遷があったが、現在はMPEG4 AVC(H.264)による直接PCで扱えるデータとして保存している。以前のテープは基本的にこの方式に変換の上保存した。写真はJPEG、手術記事はPDF保存とした。これらのファイルはすべてPCのHDD上に1手術につき1フォルダを作成し、さらに外付けのHDDに自動バックアップを行う方式をとった。画像の参照にはエクセルで作成したデータベースからこれらのフォルダにリンクを設定することで手術情報の検索と同時に参照ができるようにした。【結果】導入のコストは記録装置(H.264形式)が2万円、PC(HDD4TBに増設)が12万円程度、ネットワークHDD(合計4TBをRAID5使用)8万円程度で、ソフトもエクセル以外はフリーソフトを使用した。このシステム導入後は、テープやDVDなどのようにメディアの交換が術中に不要で、術者がテープなどの残量を気にしたり、テープ交換のし忘れや遅延などのトラブルが激減した。また簡単に自分のPC上で編集作業ができるため、術後ビデオを見直す機会が明らかに増えた。【結論】このような安価で簡便なシステムは、導入も容易で、教育的要素も含め、間接的に手術成績の向上に貢献すると思われる。

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