第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第1日目、6月4日(金)B 会場(2階 203, 204)14:30〜15:15

一般口演 4: 頭蓋骨縫合早期癒合症

座長: 伊藤 進、重田裕明

O4-6

頭蓋縫合早期癒合症の再手術例の検討
Investigation of re-cranial expansion for craniosynostosis

山原崇弘 (YAMAHARA Takahiro) 1、久徳茂雄 2、山内康雄 1、瀬野敏孝 1、黒川憲史 2、笠井千尋 2、稲垣隆介 1、河本圭司 1

関西医科大学 脳神経外科 1、市立岸和田市民病院 形成再建外科 2

1991年から今日までにわれわれが経験した頭蓋縫合早期癒合症延べ数は173例で、そのうち初回手術は、前頭前進法による頭蓋冠拡大術が68例、うち40例が従来法で行い、28例が骨延長法を用いているが、2000年以降は骨延長法を適応する事が多くなっている。今回、頭蓋冠拡大の再発や不十分で再手術を行った例について検討した。
再頭蓋冠拡大例は、全6例で、舟状頭2例、狭頭2例、Crouzon病1例、Apert症候群1例であった。このうち最近の4例を症例呈示、個々について再手術に至った経緯、その後の手術と結果について紹介する。
症例1:男児。舟状頭。9ヶ月目に拡大縫合切除(最大幅5cm)を行うも骨形成が早期に起こり、再度変形を生じたため、1歳3ヶ月目に、全頭蓋冠再建術を行った。8年経過観察中。
症例2:男児。狭頭。他施設で従来法が行われて拡大不十分で紹介、1歳時に骨延長法による前頭前進術(15mm)を行う。加齢とともに狭頭変形が再発、5歳時に再度、頭蓋冠拡大(19mm)を行った。7年経過観察中。
症例3:男児。Apert症候群。8ヶ月目に前頭眼窩前進術(35mm)を骨延長法にて行うも、加齢とともに、画像上で頭蓋内圧の亢進所見が再発し、穿頭硬膜外圧の上昇を確認して、6年後に再度、前頭眼窩前進術を骨延長法(25mm)にて行った。
症例4:男児。舟状頭。2ヶ月時に拡大縫合切除(最大幅6cm)を行っている。舟状頭変形の改善経過は良好であったが、2歳前に、画像上で冠状縫合の癒合が見られるようになり、前頭前進術を骨延長法(22mm)で行った。

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