第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第2日目、6月5日(土)B 会場(2階 203, 204)10:00〜10:50

一般口演 8: 手術手技

座長: 本郷一博、阿部琢巳

O8-3

CT-MR fusion 3D画像を使用した小児脳神経外科手術計画の有用性
Usefulness of three dimensional CT-MR fusion image based preoperative planning for Pediatric Neurosurgery.

馬場庸平 (BAMBA Yohei) 、埜中正博、中島 伸、山崎麻美

国立病院機構 大阪医療センター 脳神経外科

【目的】我々は,手術計画ソフトウエア"iPlan"を使用した手術計画を行ってきた.今回,小児脳神経外科手術における有用性について報告する。【方法】BrainLab社製 手術計画ソフトウエア”iPlan cranial 2.6-3.0”を使用し,CT, MRI(T1CE, MRA, MRVなど), PET(メチオニン)のDICOMデータをfusionし,その後、各撮像から骨・脳表・腫瘍・脳神経・脳室・錐体路・静脈・動脈をsegmentation、三次元化し表示することで患者の頭部の3D画像を作成した。また骨の構造の一部を削除することで、開頭をsimulationした”virtual craniotomy”を行った。これら作成した計画データはvirtual craniotomyを行ったデータも含め、Navigatorに搭載し、実際の手術に使用した。また、Virtual craniotomyからの視野を小型LED プロジェクターに搭載、Navigatorを使用して位置合わせを行ったのち、患者頭部に直接投射する”Image Overlay”を行った。 【結果】VP shunt・脳室ドレナージ手術においては大きな表在性静脈の位置を避け安全な前角穿刺が可能であった.視床脳腫瘍再発症例についてはMet-PETでHotな領域およびGd造影領域を、fiber trackingにより想定された神経線維を避け摘出することが可能であった。“Image Overlay”によりNavigatorのみで開頭野・穿頭部を決定する方法に比べ、視覚的なわかりやすさが向上した。【結論】小児脳神経外科手術においてCT-MR fusion 3D reconstructed imageを使用した手術計画は有用であった。”Image Overlay”は、撮像時にマーカーを設置することでNavigation systemのない施設でも可能な方法であり、表在静脈や表在性腫瘍を意識した開頭・穿頭に有用である。

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