第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

前の演題 次の演題

第2日目、6月5日(土)B 会場(2階 203, 204)10:00〜10:50

一般口演 8: 手術手技

座長: 本郷一博、阿部琢巳

O8-4

CT-MR fusion 3D画像を使用した脊髄係留解除術の術前計画の有用性
Three dimensional reconstructed CT-MR fusion image-based preoperative planning for untethering surgery

馬場庸平 (BAMBA Yohei) 、埜中正博、中島 伸、山崎麻美

国立病院機構 大阪医療センター 脳神経外科

【目的】我々はナビゲーションシステムの手術計画用ソフトウエア“iPlan”(BrainLab AG, Germany)を使用した係留解除術に対する手術計画を行っており、その有用性について報告する。【方法】2008年8月より2009年12月当院で施行された22例の二分脊椎症関連手術について三次元再構成画像を使用した手術計画を行った。"iPlan"上にて、患者の骨3D-CTと3D TSE DRIVE(heavyT2画像に相当)のDICOMデータをfusionし、これら画像より脊椎骨・脊髄組織・神経根・脂肪腫・髄腔のsegmentationを行い各解剖学的構造をobject化することで、手術に必要な解剖学的構造が直感的に理解できる3次元再構成画像を作成し、手術計画を行った。さらに計画に使用した3次元再構成画像をJPEGフォーマットファイルに変換、これをLED プロジェクターに搭載して、位置をあわせた上で患者の体表に直接投影することで癒着部位、脂肪腫・髄腔の広がり、硬膜の欠損部などを直感的に理解できる”Image Overlay”を行った。【結果】特に側弯症の強い症例などにおいて脊髄組織のrotationや癒着部位の三次元的広がりなど、二次元画像では理解が難しい解剖学的状況を容易に理解することができ非常に有用であった。さらに、3次元に視覚化された画像を使用して議論することで、術者と助手との間で手術戦略を正確に共有でき、教育上も有用であった。Image overlayにより術者は解剖学的な直感的なイメージを容易に得られ、皮膚切開のデザインも比較的容易に行うことが可能であった。【結論】三次元画像を使用した脊髄係留解除術に対する術前計画は、術者が容易に解剖学的構造を理解できるという点で有用であった。さらにImage Overlay法を応用することにより、手術計画をより実際の手術に反映することが可能であった。

Home ご案内 日程表 プログラム 1日目 プログラム 2日目