第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第2日目、6月5日(土)B 会場(2階 203, 204)10:00〜10:50

一般口演 8: 手術手技

座長: 本郷一博、阿部琢巳

O8-6

当院における腹腔鏡補助下シャント手術の経験
Original method of peritoneal insertion for shunt assisted with Laparoscope

桑野 愛 (KUWANO Ai) 、北川雅史、石崎竜司、田代 弦

静岡県立こども病院

【目的】腹腔内外科手術において臍より腹腔鏡を挿入しながら直視下操作を行うことよりヒントを得て、シャント設置術に独自の腹腔鏡補助下チューブ挿入法を導入したので、その有用性について報告する。【症例と結果】当院では2009年8月以降に本法を小児5症例に導入した。平均手術時年齢は8歳(5ヶ月〜14歳)、平均体重は21kg(6.5kg〜57kg)であり、平均手術時間は68分であった。合併症はみられていない。シャント手術における腹部操作は通常、小開腹が必要であるが、本法では腹腔鏡は臍孔より挿入されるため、腹腔内チューブを挿入するintroducer針による腹壁の小孔のみとなり、低侵襲であった。【考察】術創の縮小が可能であるため、整容性、術後疼痛、感染の点からも有用である。また鏡視下のため腹腔内癒着部位を避けて確実に癒着のない部位に腹腔内チューブを導入・留置でき、髄液の流出を確認できるため、シャント閉塞の減少が期待できる。脂肪などにより腹壁の厚い症例でも穿刺のみでチューブ留置ができるため、腹部操作の簡略化、手術時間の短縮などが可能である。【結論】腹腔鏡補助下シャント術を小児例でも安全・確実に施行でき、シャント合併症の減少に貢献できると考えられた。   

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