第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第2日目、6月5日(土)B 会場(2階 203, 204)10:50〜11:20

一般口演 9: 基礎

座長: 秋山恭彦

O9-4

脳脊髄液の吸収
absorption of cerebrospinal fluid

林 秀明 (HAYASHI Hideaki)

ベリタス病院 リハビリテーション科

(目的)KeyとRetziusが1876年に脳脊髄液はくも膜顆粒から静脈に吸収されると発表し、Weedが1914年にこれを支持してから、脳脊髄液の吸収は上矢状洞に突出するくも膜顆粒から行われると考えられている。これ以外の副次的髄液吸収路として、Weedは、嗅神経、視神経と他の脳神経、脊髄神経根等を想定した。しかし海綿静脈洞からの吸収には言及していない。また動物実験では臥位と座位の吸収の差異は判定は困難である。海綿静脈洞から髄液は吸収されると推定され、この吸収は臥位と座位で違うと考えられる。(方法)そこで今までの髄液の吸収の論文を検討し、海綿静脈洞から髄液は吸収されるか。また臥位と座位でそれは違うと考えられるかについて調べた。(結果)海綿静脈洞にはくも膜顆粒が存在し、ここで髄液は吸収されると考えられた。座位と臥位での髄液の吸収の差は立証されていないが、立位、座位では上矢状洞への髄液吸収は減少すると推定される。(考察)副次的な髄液吸収は、海綿静脈洞を含め立位や座位で、髄液吸収が増える事が想定された。

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