第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第1日目、6月4日(金)C 会場(2階 202)12:45〜13:15

デジタルポスター 1: 腫瘍 1

座長: 香川尚己

P1-4

Atypical choroid plexus papillomaの1例
Atypical choroid plexus papilloma

宮崎朋子 (MIYAZAKI Tomoko) 、岡 秀宏、宇津木 聡、中原 邦、木島千尋、藤井清孝

北里大学 医学部 脳神経外科

【目的】Choroid plexus tumorとは脈絡叢上皮由来で、choroid plexus papilloma(C CP),atypical choroids plexus papilloma(ACPP),choroids plexus carcinamo(CPC)の3型が含まれる。今回、再発と転移を繰り返すACPPを経験したので報告する。【症例】16歳男性。2001年1月複視を主訴に眼科受診し、うっ血乳頭と頭部CTにて脳室内腫瘍を指摘され当院当科依頼となった。入院時MRI所見は左側脳室三角部に腫瘍径5cm大の造影される腫瘍を認め、脈叢乳頭腫の術前診断であった。同年2月27日開頭腫瘍摘出術施行しInterhemispheric trans-precuneus approachで腫瘍を肉眼的に全摘出した。しかし、2002年12月に側脳室体部に腫瘍転移を認め、SRSを施行した。2005年11月腫瘍増大にて再度SRSを施行、2008年5月腫瘍増大および中脳に転移を認め開頭腫瘍摘出術後、6月放射線治療(40Gy/20回)を行った。2009年12月急激に下肢の動きが悪くなり、尿失禁や居眠りが目立つようになった。CT上中脳橋部の腫瘍が増大、右片麻痺も進行してきたため現在入院加療中である。病理組織所見では、ごく一部に脈絡叢乳頭腫に類似した乳頭状発育部を認めるが、その他の腫瘍細胞は乳頭状配列はなく、細胞の大小不同、核異形を認め、核分裂像も散見され、ACPPとの診断に至った。【考案】ACPPは最新版WHO2007に新しく腫瘍分類に登場した脈絡叢乳頭腫の異型である。通常のCCPと異なり、術後再発に注意を要することが重要であり、その病理組織学的特長について報告した。

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