第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

次の演題

第2日目、6月5日(土)E 会場(2階 特別会議室)13:10〜13:35

デジタルポスター 10: 血管障害 2

座長: 小野成紀

P10-1

再出血を呈した小脳脚海綿状血管腫の1例
A case of cavernous angioma in the cerebellar peduncle with repeated hemorrhage

赤塚啓一 (AKATSUKA Keiichi) 1、坂本 誠 1、黒崎雅道 1、渡辺高志 1、板倉文子 2、近藤章子 2、大野耕策 2

鳥取大学 医学部 脳神経外科 1、鳥取大学 医学部 脳神経小児科 2

今回我々は、出血で発症し、経過中に再出血を認めた海綿状血管腫を経験したので報告する。症例は8歳、男児。平成20年11月頭痛があり食欲低下を認めて様子をみていたが、翌朝激しい頭痛に変わり某院でCT撮影され左小脳脚部に出血をみとめたため、当院脳神経小児科入院となった。頭痛、嘔吐などを認め、起き上がれない状態で、症状の変動が見られたが保存的治療を行っていた。約2週間後に再出血を認めたため、さらなる再出血の危険性を考慮して、発症後1ヶ月の時点で全麻下腹臥位にて後頭下開頭、腫瘍摘出術を行った。左小脳扁桃を持ち上げると小脳脚部は黄色となり、出血の名残を示唆していた。同部より病変に到達して血腫および腫瘍を摘出した。組織所見は海面状血管腫であった。術後新たな神経脱落症状はみられず、一時嘔気がみられたが、明らかな小脳症状などもみられていない。徐々に起き上がれるようになり術後約1ヶ月で独歩退院となった。現在も外来にて経過観察中である。若干の文献的考察を加えて報告する。

Home ご案内 日程表 プログラム 1日目 プログラム 2日目