第38回日本小児神経外科学会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Pediatric Neurosurgery

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第1日目、6月4日(金)A 会場(3階 メインホール)15:45〜17:00

シンポジウム 3-2: 周産期における諸問題(脳外科医の役割)

座長: 鈴木倫保、伊達裕昭

S3-9

周産期医療における脳神経外科の関わり
Participication of neurosurgeon in perinatal care

佐久間 潤 (SAKUMA Jun) 1、松本由香 1、安藤 等 1、織田惠子 2、伊藤英治 1、佐藤 拓 1、渡邉 督 1、齋藤 清 1

福島県立医科大学 医学部 脳神経外科 1、太田西ノ内病院 2

福島県は約200万人の人口を有し、阿武隈、奥羽の両山脈によって浜通り・中通り・会津の3地方に分けられる。10床以上のNICUを有する医療機関は、浜通り、会津地方に各1カ所、中通り地方に2カ所の4カ所があるに過ぎない。浜通りと会津の病院には脳神経外科医が常勤しているが、県南の国立福島病院には脳神経外科の常勤医がいないため、同院のNICUにて脳神経外科的治療が必要になった児が発生した場合には福島県立医科大学脳神経外科にて対応している。今回はこの2カ所のNICUにおいて、低出生時脳室内出血後水頭症と脊髄髄膜瘤に対する脳神経外科のかかわりについて報告する。低出生体重児出血後水頭症:出生時体重が1,000グラム未満の超低出生体重児は、ほぼ全例が福島県立医科大学附属病院(以下当院)および国立福島病院NICUに収容される。初期治療は新生児科医によりなされるが、脳室内出血を来した時点で脳神経外科に第1報が入り、外科治療は原則として当院で施行している。脊髄髄膜瘤:県内の産婦人科で胎児期に脊髄髄膜瘤が疑われると、当院産婦人科に紹介され当科にも第1報が入る。当科ではエコー・胎児MRIから出生前診断を行い、産婦人科医・新生児科医とともに両親に対して出生後の治療に関するインフォームド・コンセントを行っている。帝王切開で出生後は、NICUに収容し必要な画像検査を行った上で、原則的に出生当日に修復術を施行する。術後はNICUにて状態が安定するまで治療を行ってから通常病棟に転棟する。【結語】産婦人科、NICUと密接な情報交換を行うことで、適切な治療を行うことが可能と考えられた。

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