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専門医前教育(前期研修)システムと修得目標について

昨今巷では卒後研修の変革が叫ばれ、現状の厚生労働省の初期研修案が実施された場合には、脳神経外科における卒後2年間の独自研修不可能となります。 一方で、脳神経外科の専門医に求められる技量は年々専門化し、同時に脳神経外科の施設・個人に対する社会的評価についても多様な動きが見られます。各施設が十二分の数と質(疾患)の症例を持てるのであれば、日々の臨床経験さえ重ねて行けば、自然に脳神経外科専門医の実力と評価は十分得られるものと思います。しかし現実には各施設で経験できる脳神経外科手術数には限りがあり、また血管内治療や脊椎脊髄手術については、指導医の認定と施設センター化が実施されてきております。また脳卒中専門医の制度が始まったことは、皆様御存じの通りであります。このような変革の時代にあって、実力のある脳神経外科医を如何に育てるか、同門各施設の診療体制の充実を如何に計るか、若者に将来の夢と幸せを得ることのできる環境を如何に提供できるか、まさに真剣な検討が必要であることを痛感いたします。

現在我々は、限られた人員と環境の中ではありますが、血管内・脊椎脊髄・頭蓋底などの臨床活動、あるいは種々の研究活動など、各自の努力と皆の協力で一定以上の成果はあげてきていると考えます。しかし将来のさらなる発展をと考える時、現状での教室・同門の力量はまだまだ未熟で不安定な状態ではないでしょうか。現状の不安を打破し、皆が納得し目標を持って進むことができるよう、以下のような卒後研修システムを提言致します。

患者さんやスタッフに信頼される技量と暖かい人間性、教室独自の実績を世界に発信できる創造性と実力、そして個人・家族の幸せと充実感を感じる生活、など目標は多様です。皆で協力し、目標達成を目指しましょう。

平成15年5月5日
遠藤 俊郎

(研修計画遂行にあたり、同門研修施設長に当てたメッセージである)


富山医科薬科大学脳神経外科 臨床研修プログラム

1. プログラムの基本理念と目標

専門医前に修得すべき手技、研修内容を定め、その修得を目標とする。

「修得とは」: 一人で自信を持って診療を行えるレベルをさす。

1.1「修得のための基準設定と研修医・指導医の責務と評価」

1.2「手術手技修得目標(専門医受験資格)」

#専門性の選択は、専門医取得後の課題とする

2. 研修カリキュラムおよび実施内容の評価

2.1 初期研修(2年)および後期専門医研修(3〜6年)で行う。

2.2 研修施設は、大学及び関連 A/C 項施設とする。

2.3 研修実績の記録(研修医各自)と評価

3. 修得すべき手技と手術経験目標症例数

1年次

2年次

3・4年次

5・6年次目標

4. 学内研修の実施について

5. 研修施設

この項目のみ、2006年8月現在

A-38: 富山大学附属病院  施設長 遠藤俊郎

5.1 関連C項施設

5.2 関連A項施設名

6. 平成15年度、1年次研修計画

個人別: 修得すべき手技と手術経験に関する具体的事項と達成目標

6.1 1年次前半(〜9月)

6.1.1 前半(大学)手技施行は3件の助手経験の後行うことを原則とする。

6.1.2 血管撮影の手技

6.1.3 その他の検査手技: 腰椎穿刺(適宜)

6.1.4 手術・創傷処置

6.1.5 一人で通常の救急処置ができる。(前半終了まで)

6.1.6 患者さん、病院スタッフ、家族などとのコミュニケーションがとれる。

6.1.7 学会発表を1回行う。

6.2 1年次後半: 関連病院における脳神経外科、救急研修または学内他科研修


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