号外 平成9年2月14日

トリルダンは安全か?

 本日の新聞で、アレルギー治療薬のひとつである商品名”トリルダン”の安全性について報道されました。
 この薬の副作用として、ある種の抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシンなど)と併用するとトリルダンの肝臓での代謝が妨げられて血中濃度が上昇し、基礎疾患として心臓病や血管性疾患のあるひとでは不整脈等の症状が起こるというものです。また今までに重篤な副作用をおこした患者さんはいづれも脳、肝臓、腎臓などに障害をもっていた中高年の方です。この薬剤は欧米をはじめとして世界で広く用いられ、これらの情報はすでに多くの医師に伝達済のことです。また、現在この薬剤が使用されている理由はこれらの抗アレルギー薬には「眠気」という副作用があるのですが、トリルダンがもっともその「眠気」が少ないからです。
 私どもが皆さんにトリルダンを処方するときには、「風邪などで近医を受診する際にはトリルダンを内服している旨を伝えるよう」にお話しているはずですが、副作用が心配でしたら他の薬剤に変更可能ですので医師や看護婦にお話しください。


富山医科薬科大学小児科アレルギー外来

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