アレルギー外来ニュース 平成20年12月号

第93号 平成20年12月号

 すっかり冬となりましたが、時に「地球温暖化の影響なのか?」と心配になるほど暖かい日もあり、こういう変化の激しい時には風邪が流行りやすいものです。家族全員で手洗いやうがいを励行して、予防に努めましょう。今回は、12月13日に出されたばかりの小児喘息に対する新しいガイドラインについてです。

今月の話題「喘息児の家族が作ったガイドライン」

 我が国における小児の喘息の治療と管理に関する医療者向けのガイドラインは、2000年に初めて作られ、その後2002年、2005年の改訂を経て、つい先日、新たに「日本小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2008(通称、JPGL2008)」が発表されました。そして、今回初めて、患者家族会(複数の会が参加)の方が中心となって書かれた、「家族と専門医が一緒に作った小児ぜんそくハンドブック2008」も同時発表となりました。目次をご覧になればおわかりのように、患者さんやその家族の目線に立って書かれたものですから、とてもわかりやすく、よくまとまっていると思います。見本を外来に置いておきますので、是非ともお買い求めになって、さらなる知識を身につけて下さい(税込み1,575円)。

<目次>
1. 「ぜんそく」ってどんな病気?(ぜんそくは発作性に喘鳴を伴って、呼吸困難を繰り返す)
2. 病院に行くとき、準備することは?(発作回数、家族のアレルギー歴などメモを作って持って行こう)
3. 治療の基本(治療の全体像を理解しよう)
4. 家庭で行うセルフケアが大切!(自分で積極的に治す気持ちを持とう)
5. ぜんそくの子どものライフサイクルを知っておこう(園・学校生活を楽しく安心してすごすために)
6. おわりに「お母さん、一人で悩まないで」

アトピー性皮膚炎には乾燥は大敵

 冬場の外気は、冷たく乾燥しています。お子さんが外に遊びにいく時には、ワセリンなどの保湿剤で顔や手足を守ってあげましょう。また、お風呂上がりに裸でストーブの前にいると、あっという間にお肌が乾燥します。早めのスキンケアが大切です。
【編集後記】 今回ご紹介した「ぜんそくハンドブック」は、本当に良い本です!(友)
富山大学小児科アレルギー外来

last modified 08.12.25
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