アレルギー外来ニュース 平成21年4-8月号

第95号 平成21年4-8月号

 最近の関心事は、新型インフルエンザだと思います。健康な人が罹患しても例年のインフルエンザと同程度の症状で済むようですが、喘息などの基礎疾患を持っている人では重症化する危険性があると報じられています。今できることは、手洗い・うがいの励行、そして喘息などの基礎疾患を良い状態でコントロールしておくことだと思います。
 ところで、今回のテーマは「アレルギー疾患用学校生活管理表」です。

今月の話題「アレルギー疾患用の学校生活管理表」

 以前から、心臓や腎臓の病気を持っている子どもたちの学校での生活の目安(体育をしてよいかどうかなど)を主治医側から学校へ伝えるために、「学校生活管理表」というものが活用されています。一方、この10年ぐらいの間にアレルギー性疾患を持っている子どもたちの割合が急増していることもあって、昨年からアレルギー疾患用の「学校生活管理表」ができました。その中に記載されている疾患は、「気管支喘息」、「アレルギー性鼻炎・結膜炎」、「食物アレルギー・アナフィラキシー」、「アトピー性皮膚炎」の4種類です。これらの疾患について学校の先生方に配慮して欲しいことがあるお子さんの保護者の方は、主治医にこの管理表を記載してもらい、それをもとにどのような配慮をどのような形で実行すればすればよいのかを学校側と相談するという流れになっています。現在、一番活用されているのは、食物アレルギーに対する給食での対応や誤食時の対応についてです。今後さらに活用されることが期待されます。
【編集後記】前回の発刊からすっかり遅くなってしまいました。新型インフルエンザのワクチンも卵成分が入っているようですので、卵アレルギーの方は今後の情報にご注意下さい(有)
富山大学小児科アレルギー外来

last modified 08.08.05
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