アレルギー外来ニュース 平成25年9-11月号

第111号 平成25年9-11月号

 保育や教育の場での食物アレルギーのお子さんへ対応について、いろいろなところで研修会が行われ、また行政の方もマニュアルを作成して、どの施設においても同様な対応が可能となるような取り組みが勧められています。今回は、当科アレルギー外来で使用中の「アナフィラキシーへの対応方法」というパンフレットについてです。

今月のテーマ「アナフィラキシーへの対応方法」を改訂しました

 一昨年(平成23年)にアドレナリン自己注射器(商品名:エピペンTM)が食物アレルギーの子どもさんにも保健適応となり、その後文部科学省や厚労省から、学校や保育所におけるエピペンTMの適切な使用に関するガイドラインが出されていますが、実際に医療関係者ではない保育士や教師の方々が子どもに注射するということについて不安を持っておられることも事実です。不安に思うことのひとつとして、どのタイミングで打つのが良いかを自分で判断しなくてはいけないということがあります。そこで、昨年当科アレルギー外来では、注射するタイミングなどについて解説した「アナフィラキシーへの対応方法」というパンフレットを作りました(第108号参照)。
 その後、昨年の東京で不幸な事故を受けて、日本小児アレルギー学会が「一般向けのエピペンTMの適応」を発表しました(第110号参照)。今後、この適応が全国標準となりますので、当科アレルギー外来で作成している「アナフィラキシーへの対応方法」も改訂しました。外来でお渡しできますので、ご自宅や保育や学校の場でもお使いください。

エピペンTM注射後は数秒間待つ

 エピペン?を注射した時には、針が体に入った瞬間にピュッと薬液が注入されるのではなく、ゆっくりと薬液が出てくる仕組みになっています。ですから、注射する時には針が刺さった瞬間に引き抜かず、押し付けたままで数秒間待つことが大切です。
【編集後記】エピペンTM、迷ったら打つ! そして、正しく打つことが大切です(優)
富山大学小児科アレルギー外来

last modified 13.11.7
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