» English
  • 診療について
  • 医局について
  • 医局員募集
  • 立峰会・ベイビーズ
  • ホーム
  • >
  • 小児科医を目指すあなたへ

メッセージ:富山大学小児科学教室より

小児科医を目指すあなたへ

どのような医者になりたいか迷っているあなたへ。

皆さんはどのような医者になりたいと思っていますか?いろいろな思いがあると思います。総合診療をやりたい。専門医を目指したい。 救急医療をやりたい。予防医学に興味がある。研究もやって、海外留学してみたい・・・小児医療は総合診療をベースとして専門性が成り 立っており、ひとりの医師が急性期から慢性期を連続して担うことができます。専門医としてカテーテル治療や造血幹細胞移植などの高度 医療を担うことも可能です。小児救急は社会的ニーズであり、小児の入院患者の多くは救急患者です。予防接種や検診など小児保健に関す る仕事もできます。未知の病気もまだまだあり、多くの研究分野が残されている。新しい病気を見つけることができるかもしれません。小 児科医療は大変幅が広く奥が深いです。その中で、本当に興味のあることをあなたは見つけることが出来ると我々は信じています。

なぜ大学附属病院を含めた後期研修を勧めるのか

地方では基幹病院といえども大学病院ほど各指導医が揃っている病院はありません。一般的な病気はどの様な規模の病院へ行っても診 ることができますが、稀な病気、あるいは治療が困難な病気の場合、地方では必然的に大学附属病院に集まってきます。たくさんの病気 を診ることも大切ではありますが、一人の患者やその家族と深く向かい合うことも大切であり、将来はきっとあなたの財産になります。

大学院進学について

専門医を取る前に、あるいは取ってから大学院に進学して研究を行うことができます。医学はscienceであり、physician-scientistに なることをお勧めしています。 なぜなら、まだまだ分からない病気や病態が沢山あります。ほとんどの病気は治しているのではなく、治 っているのをほんの少し手助けしているだけなのです。特に小児科ではそうかもしれません。経験だけで患者を診ていては、知らない病 気はただ見逃しているだけなのです。長い人生の中である時期研究を行い、scientistとしての目を養い、その目で患者を見ることによっ て本当の病気や病態が見えてくるはずです。当教室ではこれまで留学生も含めて、多くの大学院生が学位を取得しています。Natureや Scienceとまではいきませんが、教室の業績が多くの一流雑誌に掲載されています。決して実験室にこもって研究をしているわけではあり ません。論文のほとんどが患者さんの観察から生まれたpatient-oriented researchであることも当教室の特徴です。地方から世界に羽ば たくことも夢ではありません。

私たちからのメッセージ

子どもは未来であり、baby-first、child-firstの世の中にしなければ、国は内部から崩壊するといわれています。小児科は3Kともいわ れていますが、決して3Kでなく、3Yの科だと思っています。Yume(夢)があって、Yarigai(やりがい)があって、Yaruki(やる気)が出る。 富山で、そして地方で生まれ育ったことを後悔しない小児医療を私たちは提供したいと思っています。一緒に富山で働きませんか?当科で の小児科研修に興味のある学生や研修医は是非、医局長までご連絡下さい。短期の見学も歓迎します。

pagetop