富山県は南に立山連峰、北に富山湾と雄大な自然に囲まれた美しい地域です。富山医療圏はコンパクトにまとまっており各地域の中核病院との連携がとりやすい特徴があります。 富山大学附属病院小児科病棟・周産期センターは2011年1月より、新たに増築された南病棟へ移転しました。心機一転、新しい病棟で頑張っていきたいと思います。 現在、富山大学小児科では、免疫・血液グループ、アレルギー・呼吸器グループ、未熟児・新生児グループ、循環器グループの4つのグループで一緒に働く、または研究を行う仲間を募集しています。
対象 | 初期研修が終了し、さらに小児科医としての臨床経験が1年以上あること。 |
期間 | 6ヶ月の短期研修から希望に応じて研修内容を作成します。 |
待遇 | 大学院生、研究生、臨床医としてなど、個別に対応します。 |
連絡先 | 富山大学医学部小児科学教室 医局長 田中朋美 Tel : 076-434-7313 E-mail : pediatr@med.u-toyama.ac.jp |
本グループは、開院以来30年以上にわたり小児アレルギー疾患の診療・教育・研究に精力的に取り組み、数多くのアレルギー専門医を輩出し、
富山県の小児アレルギー疾患の診療レベル向上に大きく貢献してきました。
現在、大学には4名のアレルギー専門医(内2名は指導医)が在籍し、さらに小児の気管支ファイバー検査が行える数少ない施設の1つでもあるため、
小児アレルギー疾患への多角的なアプローチ法をマスターするばかりでなく、呼吸管理を含め小児呼吸器専門医としての研鑽を積むことができます。
「子どもを一人の人間として診る」、これが我々の診療モットーです。高度に細分化された現代医療では、病気の子どもを診る際どうしても冒された臓器ばかりに眼が行きがちです。
しかし、アレルギーは臓器を特定するものではないため、小児科以外に皮膚科、耳鼻科、眼科など他科の診療技術もある程度習熟しておく必要があります。
さらに、慢性疾患であるアレルギーの病気をもつ子どもたちを支援するためには、本人や家族のライフスタイルに合わせた生活指導が出来るようにならなくてはいけません。
このように多角的な側面から子どもを診てみたい人、そしてもちろん小児アレルギーや小児呼吸器疾患に興味のある方は、是非とも一度グループのホームページを覗いて見て下さい。
関連ページ: アレルギー・呼吸器グループ |
年間約120-130例のカテーテル検査を行い、弁狭窄などのカテーテル治療や、動脈管のコイル塞栓術、側副血管塞栓術を併せて行っています。
当院の小児循環器外科では年間約150-170例の先天性心疾患の手術を行い、「断らない」をコンセプトに富山県内だけではなく石川県、新潟、福井、岐阜県から患者の紹介を引き受けています。
外科医との風通しがよく、お互い連携を取りながら診療に当たっています。NICUが病棟に併設されており、新生児症例が3割と多いことも特徴です。
心筋緻密化障害や不整脈の遺伝子解析、心臓病児の発達に関する研究、川崎病冠動脈障害進展機序に関する研究など基礎研究・臨床研究にも力を入れているので、合わせて研修することも可能です。
2008年4月より、日本小児循環器学会専門医修練施設に認定され、専門医取得のための研修を受けることが出来ます。(専門医制度代表暫定指導医 市田 蕗子)
北陸地方の循環器医育成のため、出身大学や所属医局に関わらない充実した研修を提供しています。
関連ページ: 循環器グループ |
当院の新生児医療体制はNICU9床/GCU6床で年間100~120人の入院数でしたが、H23年度よりNICU12床、GCU10床へ増床されますのでさらに症例数が増える予定です。
当院の特徴としては、低出生体重児だけでなく、心臓血管外科・腹部外科・脳外科疾患など様々な疾患を当院で経験できることだと思います。
特に、入院の約20%は先天性心疾患の児で占められており、新生児循環管理も同時に学ぶことができます。
また、当院産婦人科では齋藤滋教授を中心に早産予防に関して積極的な介入を行っており、希望があれば産科を短期間研修することも可能です。
実際の勤務体系として夜間・休日は当直体制をとっており、職員のQOLも大切に考えています。
当院は院内保育や病児保育室も完備しており、育児中の女性医師の先生方にも働きやすい職場であると思います。
また、日本周産期・新生児学会専門医修練施設に認定され、専門医取得の研修を受けることが出来ます。
(専門医制度代表暫定指導医 吉田丈俊)研究に関しては、DOHaD仮説に興味を持っており低出生体重児とメタボリック症候群について疫学と基礎研究の両面からアプローチしています。
期間、勤務形態は問いませんので、興味のある方は御連絡ください。
関連ページ: 未熟児・新生児グループ |
富山県全域から血液・悪性腫瘍の患者さんが集まります。造血幹細胞移植も行っています。 年間の新患者数は20例ほどですが、白血病のみならず、脳腫瘍を含む様々な固形腫瘍の患者も多く、自ら鑑別診断を考え、感染症や全身的な合併症と向かい合い、救急医療から緩和ケアまで、バラエティーに富んだ研修をすることができます。日本小児血液・がん専門医研修施設に認定されています。血液・悪性腫瘍を勉強したい先生は是非いっしょに働きましょう。
関連ページ: 血液・免疫グループ |