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ネパールスタディツアーを行いました。

ネパールスタディツアーを終えて

国際医療研究会顧問 富山大学医学部公衆衛生学 稲寺秀邦

 2014年3月8日-15日の日程で、ネパールスタディツアーを行いました。今回のスタディツアーは、国際医療研究会のメンバーが企画・立案を行い、16名が参加しました。事前学習会から見学施設との交渉、現地での様々な手配等、学生が主体となり活動しました。
 国際医療研究会ではこれまでにインドネシアやインド等にスタディツアーを行った実績はありますが、今回ほど組織化され、事前に周到に準備したスタディツアーは初めてのことです。過密なスケジユールにもかかわらず、体調を崩す者もなく、無事に乗り切ることができました。
 訪問した施設では、どの施設の方々も快く私たちを受け入れ、また現地では、十分な時間をかけ、分かりやすい説明と丁寧に案内をしていただきました。これは親切なネパール人気質とともに、JICAなど、わが国がこれまでネパールに果たしてきた実績によるものといえます。


 スタディツアーの目的は、海外の現場に直接ふれることにより、健康水準の現状を把握し、国家・地域間の健康格差の要因や原因、その格差を最小限にするための対策を考え、今後の医療人としての活動の礎とすることにあります。近年、公衆衛生活動の対象である「公衆」は、「自国の枠をこえた多くの人々との結びつき」を意味するようになっています。健康課題において「公衆」のもつ国境はなくなってきており、私たちは世界を視野に入れた公衆衛生活動に取り組むべき時代のなかに生きています。

 これからの国際保健には、健康課題を抱える途上国の人々を、先進国が援助をするという一方向の協力活動から、途上国との相互依存関係を構築したうえで、健康に関する課題を相互協力によって解決することが求められています。どこの国でも、自らが行動し、自分たちの健康に主体的に取り組むことが必要です。住民が自分で力をつけ、自分たちの健康改善を行うことができるようになること、すなわち、住民のエンパワーメントが求められています。そのためには、どのような方策が必要なのか。各自が真剣に考えることが必要です。

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