学部生

看護研究

看護研究(3年後期、その他:6単位)

経験や信念からではなく、Evidence の積み重ねによって看護を発展させることが必要である。そのため、基本的技術を身につけるために、
1. Evidence とはどのようなものかを理解する。
2. どのような研究方法にもそれ特有の長所と短所があることを理解する。
3. 研究上の倫理的配慮の重要性を理解する。

達成目標
  • 1-1) 既存資料や文献の意義と限界を読み取ることが出来る。
  •  -2) 目的、対象、方法、成績、考察、まとめ等論文の流れに沿って文章が書ける。
  • 2-1) 作業仮説を構築できる。
  •  -2) 作業仮説、情報の特性にあった研究方法を選択できる。
  •  -3) 研究内容の妥当性を高める適切な方法を選択できる。
  •  -4) 成績の妥当性と対象背景に沿った一般化が出来る。
  • 3-1) 適切な倫理的配慮を講じることが出来る。
  •  -2) 倫理的配慮が成績の妥当性や一般化に影響を与えることもありうることを判断できる。

老年看護学講座における研究の目標

論文クリティークと研究の実践を通して、高齢者に関する看護を系統的に探究し、研究的思考と態度を養う。

達成目標
  • 高齢者に関する看護論文を系統的に探索することができる。
  • 関心の高い論文についてクリティークし、文献カードを作成することができる。
  • 各自(各グループ)の看護課題を記述し、研究方法を選択することができる。
  • 研究プロセスを理解し、各自(各グループ)の研究計画書を作成することができる。
  • 看護研究における倫理を理解し、倫理的配慮について述べることができる。
  • 各自(各グループ)で高齢者看護に関するテーマを選び、研究的手法を用いてデータ収集・分析を行ない、結果を考察することができる。
  • 論文形式を理解し、論理的に記述することができる。
  • 論文要旨について理解し、論理的に記述することができる。

看護研究タイトル一覧

平成29年度看護研究タイトル

「認知症の妻をもつ夫の在宅介護を経験するなかで生じた肯定的な思いの分析」(学生人数:4名)
「認知症高齢者の徘徊に対するケアの内容と効果に関する文献レビュー」(学生人数:2名)

平成28年度看護研究タイトル

「認知症高齢者への運動療法の効果に関する文献レビュー」(学生人数:6名)
「高齢者における義歯使用に伴う身体的・精神的・社会的影響に関する文献検討」(学生人数:4名)

平成27年度看護研究タイトル

「高齢者における遊びリテーションの効果に関する文献レビュー」(学生人数:5名)
「高齢者との世代間交流のプログラム内容とその効果に対する文献レビュー」(学生人数:5名)

平成26年度看護研究タイトル

「認知症高齢者への回想法の実践方法とその効果に対する文献レビュー」(学生人数:5名)
「生活に満足している高齢者の近所付き合いの実態」(学生人数:4名)

平成25年度看護研究タイトル

「認知症高齢者に対する音楽療法の効果と課題に関する文献検討」(学生人数:5名)
「地域で生活する高齢者における外出減少者の特徴」(学生人数:4名)

平成24年度看護研究タイトル

「認知症高齢者に対するアロマテラピーの実践効果と課題に関する文献検討」(学生人数:4名)
「A町に在住する高齢者の楽しみに関する実態調査」(学生人数:3名)

平成23年度看護研究タイトル

「認知症高齢者における遊びリテーションの効果と課題に関する文献研究」 (学生人数:4名)
「在宅療養における老老介護の実態」 (学生人数:2名)

平成22年度看護研究タイトル

「介護施設に勤務する看護職が看護に対するやりがいを感じた過程・影響要因・職務満足度」 (学生人数:4名)
「在宅高齢者とその家族におけるターミナルケアに関する文献レビュー 〜看護師の役割に焦点を当てて〜」 (学生人数:2名)
「認知症高齢者が在宅看護する家族介護者の語りに関する我が国の研究動向と得られた知見」 (学生人数:2名)
「高齢者の老いの意識と生きがいとの関係 〜高齢者自身によるボランティア活動を通して〜」 (学生人数:3名)

平成21年度看護研究タイトル

「認知症高齢者における回想療法の研究動向と効果に対する見解」 (学生人数:4名)
「高齢者の生活における生きがいに関連する要因」 (学生人数:5名)
「地域高齢者が生活の中で感じる楽しみや喜びに関する研究」 (学生人数:4名)

平成20年度看護研究タイトル

「認知症高齢者のケアを行う看護職のコミュニケーションスキルと職務満足度との関連」 (学生人数:5名)

看護研究風景1卒業研究風景3
看護研究風景2卒業研究風景4 看護研究および総合実習の風景

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