腸内フローラの調査

概要

 アレルギー疾患をもつお子さんが急激に増えています。私たちの生活の変化がその増加に関係していると言われていますが、未だはっきりわかっていません。
 アレルギーは、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーから、次いで気管支ぜんそく、その次にアレルギー性鼻炎、というように年齢が大きくなるにつれて違う症状が出てくる(「アレルギーマーチ」と呼ばれています)ことが多いのですが、どうしてそのように症状が変わっていくのかについても、はっきりとしていません。
 最近の研究で、アレルギーには腸のなかにいる細菌群(「腸内フローラ」と言います)のバランスが関係していることがわかってきました。腸内にいる細菌は300~400種類あり、食べ物の消化や栄養の吸収の手助けをしています。また、口や鼻から入ったばい菌が腸管にまで届いても悪さをしないように腸管を守る役目もしています。こうした腸内細菌と病気との関連を調べる場合には、代表的な腸内細菌だけでなく、腸内フローラ全体のバランスを調べることが必要です。腸内フローラのバランスは、食事の習慣や環境、人種などによってかなり違いがありますので、日本人について調べることがとても大切です。
 そこで、エコチル調査を実施する富山大学(富山ユニットセンター)、千葉大学(千葉ユニットセンター)、兵庫医科大学(兵庫ユニットセンター)、東北大学(宮城ユニットセンター)、高知大学(高知ユニットセンター)で登録されたエコチル調査の詳細調査参加者さんを対象に腸内フローラのバランスがアレルギーとどのように関わっているかを調べることになりました。本研究には上記大学の他、理化学研究所、早稲田大学 理工学術院、国立成育医療研究センターアレルギーセンター、東北医科薬科大学の研究チームも参画しています。

出典(環境再生保全機構・子どものぜん息&アレルギーシリーズ1 アレルギーってなぁに?)

進捗状況

 現在、8歳時の詳細調査の会場で採取用のキットをお渡しし、フローラの回収にご協力いただいております。これまで2歳、4歳で収集した検体については理化学研究所と千葉大学が中心となって解析を進めております。

本追加調査に参加されている方へ

 本研究において当初同意していただいた時点から変更になった箇所について、下記リンクより公開しております。変更について、ご了承いただけない場合や不明な点がありましたら下記連絡先までご連絡ください。

問い合わせ先

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
 山崎 輝美・土田 暁子
Tel. 076-415-8842 FAX 076-415-8843
E-mail:ecojimu★med.u-toyama.ac.jp
※★記号を@記号に置き換えてください