磁性鉱物の空間分布の調査

概要

 この調査では、大気中の浮遊粒子状物質内に含まれる微小な鉄酸化物粒子に着目します。これまでに人間の脳内に微小な鉄酸化物粒子が存在することが知られていて、神経性疾病や脳腫瘍の発症との関連が報告されています。この脳内の鉄酸化物の由来は不明ですが、近年、大気中に浮遊する粒子状物質が起源ではないかと指摘があります。粒子状物質は子どもの精神神経発達への影響も指摘されていますが、大気中に浮遊する微小な鉄酸化物の影響について詳しいことはわかっていません。
 本研究では、身近な桜の葉に付着する鉄酸化物を測定し、大気中に浮遊する微小な鉄酸化物の量や曝露量を検討し子どもの健康との関連がないかを明らかにします。

調査の進捗状況

 この調査では、エコチル調査ですでに収集済みの情報を用いて解析させていただきます。現在、大気中の鉄酸化物の測定を進めています。

 情報公開文書

問い合わせ先

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
土田 暁子
Tel. 076-415-8842 FAX 076-415-8843
E-mail:ecojimu★med.u-toyama.ac.jp
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