睡眠習慣と起立性調節障害に関する調査

概要

 起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)という病気をご存じですか?

 血圧が上がらず、朝起きることができない、頭痛や胃痛なども生じて動けない・・・という病気で、小学校高学年から中学生くらいの多くのお子さんが苦しむ病気です。

 しかし、この病気の原因ははっきりわかっておらず、また、最近はこの病気に苦しむお子さんがとても増えています。そこで富山大学では、エコチル調査に参加するお子さんを対象に、妊娠中のお母さんの睡眠やお子さんが産まれてからの睡眠の状況と関係するか調べることとしました。

 この調査から起立性調節障害の発症と睡眠の状況が関連することがわかれば、何らかの予防対策を示すことができるかもしれません。少しでもこの病気に苦しむお子さんが減ることを目指して、この研究を計画しました。

調査の進捗状況

 エコチル調査に参加するお子さんを対象に本調査への参加をご案内いたします。現在、エコチル調査参加者の小学6年生のうち、13歳以降も調査を継続するあるいは意思表示をされていない方を対象に、参加可能かどうかをお尋ねする案内状を送りました(「対象の方へ」を参照ください)。

 「起立性調節障害」になったかどうかをお尋ねする質問票は中学入学以降に毎年1回、郵送でご案内いたします。

対象の方へ

※エコチル調査富山ユニットセンターの小学6年生(2011年4月2日~2012年4月1日生まれの方)の参加者で、13歳以降の調査を継続する方と意思表示をされていない方にこの追加調査の案内をお送りしました(2023年12月21日発送)。

<対応いただきたいこと>

この調査への協力(同意)をお尋ねする回答フォームに、案内状のQRコードを読み取ってアクセスし、ご回答ください。未回答の方は、いつでもご回答可能です。「すこやか健診」の記録を入力する欄がありますが、回答時にはなくても、改めて見つかった場合再度入力いただいて構いません。

<参加同意された方へ>

参加同意された方の一部にFitbit Charge 5測定にご協力いただいております。協力の有無にかかわらず、中学生になられましたら、年に1度、状況をお尋ねする質問票を郵送でお送りいたします(夏休み頃を予定しています)。回答は今回の同意をお願いした形と同様に、QRコードを読み取って回答いただく予定です。

問い合わせ先

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
土田 暁子
Tel. 076-415-8842 FAX 076-415-8843
E-mail:ecojimu★med.u-toyama.ac.jp
※★記号を@記号に置き換えてください