ご支援のお願い

ご支援のお願い

ごあいさつ

富山大学医学部基金
~50周年記念事業~への寄附のお願い

謹啓

皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。また、平素から富山大学医学部に多大なるご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

1975年に富山医科薬科大学医学部として設置された富山大学医学部は、間もなく設置50周年を迎えます。「地域と世界で活躍できる医療人の養成」をミッションとして、医師3958名、看護師1707名、保健師1859名、助産師128名を輩出してきました。卒業生は、医療、保健、教育、研究、行政の各領域で活躍しています。

医学科は、世界医学教育連盟が定める国際基準に則った医学教育を実施し、2017年に日本医学教育評価機構(JACME)から国際認証を受けました。日本で7番目、北陸3県では初の認定校です。最近は、新型コロナウイルス感染症に関連して富山県の感染症医療を先導したほか、文部科学省の補助金事業である「感染症医療人材養成事業」(令和2年度)や「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」(令和3年度)に選定されました。さらに令和4年度は、富山大学を代表校、新潟大学を連携校とする「ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業」及び「医学部等教育・働き方改革支援事業」に選定されるなど、教育、研究、診療領域で着実に成果を上げています。

看護学科は、国内では数少ない4年制課程において看護師、保健師、助産師の受験資格が得られる教育カリキュラムを実施しているほか、大学院総合医薬学研究科の看護科学プログラムにおいて、診療看護師(ナース・プラクティショナー(NP))コースを新設しました。診療看護師とは、「医師や多職種と連携・協働し、倫理的かつ科学的根拠に基づき一定レベルの診療を行うことができる看護師」(日本NP教育大学院協議会)のことであり、高度な看護の展開が期待されています。また、専門看護師の受験資格も取得可能であり、高度医療人養成拠点としての役割を担っています。

ポストコロナ時代の高度医療人材を養成することにより、医学部のミッションである「地域と世界で活躍できる医療人の養成」を達成したいと考えています。この目標を達成するため、この度、医学部設置50周年記念事業の一環として旧医療ルネッサンス事業を引き継ぎ、「富山大学医学部基金」を新たに立ち上げました。コロナ禍では臨床実習に強い制約が発生したことから、どのような環境下であっても高度な医療人材を養成する目的でシミュレーションセンターを設置することや、医学部の教育研究環境の改善を目的としています。さらなる前進を目指す富山大学医学部にお力添えを頂きますように衷心よりお願いを申し上げます。

謹白

令和5年1月吉日

富山大学医学部長関根 道和

寄附の目的

医学部(医学科、看護学科)の教育研究における環境の整備(シミュレーションセンター設置等)や内容の充実による高度な医療人材の養成を図ることを目的とします。

  • 医学部の教育・研究環境の整備
    (医療人教育センターの設立、シミュレーションセンター(仮称)の整備のための補助費)
  • 医学部の教育・研究活動の支援
  • 医学部50周年記念事業
  • その他医学部の教育研究に関する事業