教授所信

2019年9月1日付で大学医学部整形外科教授を拝命いたしました川口善治(かわぐちよしはる)です。富山大学医学部整形外科がさらに発展するように精一杯頑張る所存です。
皆様にはご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

まずは自己紹介をいたします。
私は富山生まれの富山育ちで、1988年(昭和63年)に富山大学の前身である富山医科薬科大学医学部を卒業し、直ちに整形外科に入局をさせていただきました。その後1年間の大学での研修、さらに1年間の長野県立須坂病院の勤務を経て1990年に大学院に入学しました。4年間の研究生活後学位を取得、1994年10月より1995年8月までスウェーデン、イエテボリ大学に研究留学をいたしました。帰国後助手、講師、准教授となりました。このように私のキャリアのほとんどは大学勤務でした。
私は辻陽雄先生、木村友厚先生という2人の素晴らしい教授の下で多くの勉強をさせていただきました。たいへんありがたかったと思っており、お二人には心から感謝しています。是非この伝統を守って、さらに教室を発展させて行きたいと思っておりますが、私はこれまでのお二人とは違う人間であり、私なりに考えるよいと思うやり方も工夫して行きたいと思っております。何卒ご理解のほどをお願い申し上げます。
大学に勤めているか、否かに関わらず、医師にとって教育・研究・診療はどれも重要だと思っています。以下のことを自らが心掛けることは言うまでもなく、また教室の皆様にお願いしたいと思っております。

診療:皆さんには、これまでどおり患者さんに優しく誠実な態度で接すること、これをお願いします。この中で少しなりとも患者さんに役立つ工夫があればありがたいです。

研究:オリジナリティーが大切で、常にその分野での頂点を目指していただきたいと思っています。呉羽山でも、立山でも、富士山でも、エベレストでも構いませんが、頂を目指すことを考えていただきたいと思っています。

教育:私自身一番力を注ぎたいと思っている項目です。学生教育を充実させ、富山大学医学部整形外科に入局したら、一人前の医者になれそうだ、ここは楽しそうだと思う若者を多く募りたいです。是非皆で協力して若者に入局してもらえるように頑張ってゆきましょう。医局説明会には今まで以上に力を入れます。

全体の合言葉はYKKです。
Y:やさしく、患者さんに、他人に
K:厳しく、自分自身に、研究に
K:協力して、皆で一丸となって
これを目指したいと思っています。

教室の運営については基本的には朝集まって夕方以降はフリーとする、この方針を考えています。
SNSを活用し皆に情報を周知したいと思います。医局のホームページを刷新し、常に更新して行きたいと思います。ホームページをfacebookのように更新し、SNSを使って医局のactivity(研究、学会活動、論文など)を出来るだけ配信したいと思っています。
お互い、ほうれんそう(報告・連絡・相談)を心掛け風通しのよい医局づくりをしたいと思っています。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

令和元年10月1日
富山大学医学部 整形外科 教授
川口 善治

富山大学医学部 整形外科 教授
川口 善治

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