2021.02.22
医局コラム

症状を表す方言について

外来で学生さんが診察を見学されています。先日、関東出身の学生さんから、患者様が症状を話されるとき、「富山弁」の意味も推察しながら聞いていますと伺いました。 聞きなれない富山弁があると不便だろう、富山の方言の辞書があるとよいのではないかと思い、パソコンを使って検索してみました。
よく使われる「だやい」を探してみると、「だるい、身体がつらい、面倒くさい、おっくうだ」等々、多数の意味がでてきました。同じ「だやい」といっても、使われる人やその状況により意味合いは異なります。
患者様のお話を伺う際に大切なのは、単に方言を知っていることではなく、何を伝えたいのか、話したいのか、そのままに聞き取ろう、理解しようとする姿勢だと気づかされました。
…とは言え、富山県出身の私にとっては愛着のある富山弁、一つでも多く知っていただけたら嬉しいです。

スタッフH