2021.05.28
医局コラム

屋外探索

 コロナ禍の続く中、休日のほとんどは長男との屋外探索である。近所のあぜ道や畑周囲がほとんどであるが、時に海辺や山に行くこともある。主な目的は生物を探すことであり、長男の要望は大きい(冬の海でのカニ探しや、大雨の中での雑木林探索はつらい)。社会人になってから、趣味の魚釣り以外で、野生の生物と向き合う機会はほぼなく、一緒になって楽しむことができた。特に、季節を感じることができる春の野山、梅雨時期のホタル、夏のクワガタ・カブトムシは幼少期の思い出と重なり、長男よりも執着し、天気予報を気にする毎日であった。知らない生物に出会うと、名前や特徴?を聞かれるのだが、持ち合わせている知識とスマホ検索で答える。しかしながら、系統的に生物に関する情報を得るには、こども用図鑑が最適である。写真も美しく、飼育法、食べられるか否か、分布、生態といった詳細情報や小ネタも満載で、大人が読んでも非常に面白く、次なる屋外探索へのモチベーションにつながるのである。屋外探索に際して、有害生物に関する正しい知識を学び、外傷への注意を払いつつ、医療機関のお世話にならないように今後も楽しんでいきたい。

海岸線やテトラポッドの形態でポイントが判別できる釣り人は多い

近くの丘陵の散歩道は、お気に入りの探索路