2021.09.15
医局コラム

モグラ

唐突ですが、モグラについて何か知っていることはありますか?
富山大学でモグラのご研究をされている研究室があり、日本を東西二分して生活しているということを最近知り、モグラについて考えて生きてきたことなかった筆者は、衝撃を受け、興味をそそられ、早速リサーチ開始。
中部地方を境に東西に分かれ、東はアズマモグラ、西はコウベモグラだそうです。日本のモグラは、アズマモグラとコウべモグラとの二大派閥に加えて、サドモグラ、エチゴモグラ、ミズラモグラ、センカクモグラ、ヒミズモグラ、ヒメヒミズモグラの計8種だそうです。
二大派閥の遠い未来、今後の縄張り争いに注目していきたいと思います。


モグラの学名※は「Mogera(モゲラ)」で、日本語のモグラが、スペルミスか、聞き間違いにより誤って登録されたのだとか。このような世界でも「誤り」が「常識」として普及することはあるのかと、しばし硬直。。。


生き物を模倣して、モノづくりに活かす技術「バイオミメティクス」の模倣対象として、モグラが注目され、モグラを模倣して、土の下に潜れるロボットを開発し、災害時などに役立てようとする研究者もいるのだとか。モグラ被害もあり、いい面ばかりではありませんが、モグラがとっても魅力的に感じました。
ちなみに、土に潜るのが得意なモグラですが、動詞の潜る(もぐる)が由来ではありません。


※学名:生物などの分類に用いる学問上の世界共通の名称
犬は、「Canis Lupus Familiaris」(日本語に訳すと「犬・狼・家族」)
ゴリラ(ニシローランドゴリラ)は、「Gorilla Gorilla Gorilla」など


最後に、愛らしい写真を貼り付けます。癒されませんでしょうか。

https://gogen-yurai.jp/mogura/

https://greensnap.jp/post/7194701