整形外科で手術を受けられる患者さんへ

深層学習を用いて測定した傍脊柱筋量と腰椎退行性疾患患者の
術後成績、各種因子との関連

研究機関 富山大学附属病院 整形外科
研究責任者 川口 善治(教授)

 富山大学附属病院 整形外科では「深層学習を用いて測定した傍脊柱筋量と腰椎退行性疾患患者の術後成績、各種因子との関連」という研究を行う予定です。この研究は、腰椎手術を施行された患者さんの脊柱まわりの筋肉量を測定し、術前症状や術後成績との関連を調べ、患者さん個々の筋肉量に応じて最適な手術法を含む治療方法を見出すことを目的としています。そのため、過去に(腰部脊柱管狭窄症に対する)腰椎手術を受けた患者さんのカルテ等の診療データを使用させていただきます。

以下の内容を確認してください。

  • 今回の調査研究は、2017年1月1日から2021年12月31日までに腰部脊柱管狭窄症に対して手術を受けた患者さんの診療記録が対象です。
  • 過去の記録を使用する研究であり、新たな検査や費用が生じることはなく、患者さんの負担並びに危険性は全くありません。また、患者さんへの直接的な利益もありませんが、研究の成果は、将来の脊椎脊髄外科の治療法の進歩に有益となる可能性があります。なお、データを使用させていただいた患者さんへの謝礼等もありません。
  • 使用するデータは、個人名や住所は含まれておらず、その他の個人情報に関しては、富山大学整形外科が厳重に管理します。また、研究で使用したデータは、当該研究の結果の最終の公表について報告された日から5年を経過した日まで保管します。保管期間終了後は、適切な方法で廃棄します。
  • 調査研究の成果は、学会や科学専門誌などの発表に使用される場合がありますが、個人を特定するような情報が公表されることはなく、個人情報は守られます。
  • 特定の企業・団体等からの支援を受けて行われるものではなく、利益相反はありません。
  • この研究に関して、研究計画や関係する資料をお知りになりたい場合は、他の患者さんの個人情報や研究全体に支障となる事項以外はお知らせすることができます。研究全体の成果につきましては、ご希望があればお知らせいたします。
  • この調査研究は富山大学倫理審査委員会の承認、富山大学附属病院長の実施許可を得て行われます。研究期間:2022年2月15日 ~ 2024年3月31日まで
    もし、今回のデータ使用について同意をいただけない場合には、お手数ですが下記の問い合わせ先まで連絡ください。また、同意の有無が今後の治療などに影響することはございません。
  • 問い合わせ先

    富山大学附属病院 整形外科

    研究責任者 川口 善治 
    Tel:076-434-7353/
    Mail:hiroto@med.u-toyama.ac.jp

    この調査研究は、今後の医療の発展に資するものですので、ご理解ご協力の程、何卒、よろしくお願い致します。