ごあいさつ

富山大学医学部・附属病院
医療ルネッサンス寄附事業へのご協力のお願い


医学部長 北島 勲

附属病院長 塚田 一博

 日頃より富山大学医学部の教育研究活動並びに富山大学附属病院の医療活動にご理解・ご支援を賜りまして深く感謝申しあげます。
 さて、富山県の中心に位置する杉谷キャンパスに、私たちの医学部と附属病院があり、開学・ 開院からすでに37 年が経ちました。杉谷キャンパスでは、伝統医薬を活かしつつ先端科学・先端臨床医学を指向し、「西洋医学と東洋医学の統合」を理念とし、「仁愛の精神」を育む学部教育と世界に発信する先端的研究を展開しております。一方、附属病院では、病める人の人権や個性を重視した信頼される先端医療を行うとともに、地域医療ネットワークを構築し地域医療に貢献しております。
 本学で特徴ある教育を受けた医学生や看護学生は、近年海外とも交流を深めており、在学中からアジアの隣国に限らず、米英豪などにも研修に出て行っています。平成19年度からは、韓国の忠南大学の医学生が本学で臨床実習を行うなど、国際化が一層進んでいます。
 研究面では、北京、上海、重慶、大連、内蒙古、哈爾濱(ハルピン)など中国の有名大学や、タイのチュラロンコン大学、ロンドン大学など学術交流協定を結び、また、ハワイやメルボルン大学など相互交流を行っております。富山大学医学部では、常に世界に通じる道への扉を開き続け、世界の息吹の中での医療人教育を進めています。また、附属病院は、富山県の高度医療を担う中核病院として活躍してきました。現在、附属病院を改築・拡張し、平成29年度には、より高度な機能を備えた特定機能病院に生まれ変わります。行政や医師会・看護協会と連携し、地域医療の拠点として地域性に富んだ教育環境を作り、富山の医療人材の確保に一層努めてまいります。
 富山大学医学部・附属病院は、卒業生の皆様や地元企業等の皆様の多大のご支援を受けてまいりましたが、この度、学生支援や教育研究支援等の一層の充実を図るため「富山大学医療ルネッサンス事業寄附金」を創設する運びとなりました。
 この寄附事業によりまして、本学医学部・附属病院独自の先端医学研究環境整備事業、医学・看護研究支援事業、研修医支援事業、医学教育環境整備事業等を推進し、富山大学医学部・附属病院の教育研究・ 臨床機能のさらなる強化と魅力づくりに努めてまいります。

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