血中脂肪酸調査

概要

 この調査では、子どものアレルギー疾患の一因として挙げられている、近年の“食生活の変化”について着目し、中でも魚に多く含まれる油の「ω3系多価不飽和脂肪酸(青魚で有名なDHAやEPAなど)」が与える影響について調べます。
 日本は諸外国と比べると多くの魚を摂取している方ですが、最近では若者を中心に全世代で魚離れが加速しており、水産庁の報告によりますと1人当たりの魚介類の消費量は2006年から肉類を下回るようになってきました。
 また一方で、魚が有機水銀あるいはダイオキシン等に汚染されているという理由で、妊娠期における摂取にはある程度の制限がくわえられているのも事実です。
 そこで、富山大学の研究グループでは、いったいどれくらいの量を摂れば安全で、しかもアレルギー疾患などの予防にいいのかをこの調査で調べたいと思っています。
 アレルギー疾患との関連の他に、妊娠期間、出生時体重、乳幼児期の身長・体重・頭囲等や、産後の肥立ち(産後うつ)、子どもの精神神経発達との関連も調査します。

調査の進捗状況

 現在はエントリーおよびアンケート配信は終了しており、皆様からのアンケートの情報の解析からわかった内容を随時報告しております。これまでに本調査からわかったことは、以下の記事をご覧ください。