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富山大学医学部公衆衛生学講座
Department of Public Health, Faculty of Medicine, University of Toyama

講座紹介 INTRODUCTION

ごあいさつ

富山大学医学部公衆衛生学講座のホームページにご来訪いただきありがとうございます。

公衆衛生学は、社会の動きを予見し、それに備え、常に提言していくことが求められています。
環境問題は、イタイイタイ病に代表される地域限局型の公害問題から、地球温暖化に代表されるようにグローバル化し、空間的にも時間的にも大きな広がりをみせています。
 平成22年度から始まった環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」では、エコチル調査富山ユニットセンタ事務局として、中心的な役割を担っております。

私たちは、社会医学・公衆衛生学に立脚した新しい予防医学の展開を目指しています。
今後とも、皆様のあたたかいご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
                                                                                                 稲寺秀邦


教育方針

 疾病の発生原因についての多くの知見が集積されるに従い、病気を未然に防ぐことに関心がもたれるようになり、医学の分野では「予防医学」が大きな地位を占めています。
 近年の医学研究の課題は、病気の側からだけでなく、健康の側からみる学問や健康の維持増進を目指す学問、すなわち「健康科学」が重要となっています。
 保健・医療・福祉の一元化のもとで、医師が医療のみならず、地域住民の健康増進や福祉に寄与することも期待されています。このような状況下、対人保健サービスに関するあらゆる分野に関心を向け、健康弱者の立場に立って医療にあたる医師の育成が求められています。

 多くの医学生が臨床に進むことを念頭におきつつ、時代に即した社会医学教育を行うことが必要です。将来どのような現場で医療に携わるにせよ、医師として、社会医学・公衆衛生学の視点から対応できる思考力の 涵養・態度を身につけることが重要となっています。

 公衆衛生学講座では、Public Health Mindと幅の広い視野を持てるような人材を養成し、かつ国際的な視点を持てる教育を目指しています。医療におけるこれまでの公衆衛生学的アプローチの成果をvividに伝え、社会医学的な切り口から基礎医学と臨床医学とを有機的に統合する教育を指向しています。


講座の沿革

 1975(昭和50)年10月  富山医科薬科大学開学
 1978(昭和53)年4月 公衆衛生学講座開講 初代 加須屋實教授 着任 
 2002(平成14)年3月  加須屋實教授 退官
 2003(平成15)年5月 2代 稲寺秀邦教授 着任 
 2005(平成17)年10月 大学統合 富山大学医学部に名称変更 

開講以来44年が経過し、全国に多くの人材を輩出しております。


 有澤 孝吉  徳島大学医学部予防医学分野教授
 内田 満夫 群馬大学医学部公衆衛生学分野准教授 
 加藤 輝隆  横浜薬科大学健康薬学科教授 
 城川 美佳 神奈川県立保健福祉大学准教授 
 崔  正国 福井大学医学部国際社会医学講座環境保健学講師
 橘  信二郎 琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科准教授 
 西条 旨子  金沢医科大学医学部公衆衛生学特任教授 
 浜崎 景 群馬大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野教授
 堀口 兵剛  北里大学医学部衛生学教授 
 森河 裕子  金沢医科大学看護学部人間科学領域教授 
   
(五十音順)

バナースペース

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