和漢診療学講座の
ご案内
講座概要

教授ご挨拶

和漢診療学とは、和漢薬・漢方薬に関する診療および研究を扱う学問領域です。
基盤は日本の伝統医学「漢方医学」ですが、「漢方医学と西洋医学の融合診療」ならびに「現代科学的研究」を行う使命も担っています。

富山医科薬科大学は、1975年(昭和50年)10月、「医学と薬学の有機的連携」・「東西医学の統合」を理念として開学し、翌年の1976年(昭和51年)4月に、
1期生が入学しました。私もこの時、入学させていただきました。

1979年(昭和54年)10月、富山医科薬科大学附属病院が開院すると同時に和漢診療室が設置され、後に当講座初代教授となられます寺澤捷年先生が赴任されました。
1983年(昭和58年)、附属病院和漢診療部と名称変更し、1988年(昭和63年)にはWHO伝統医学協力センターに指定され、1993年(平成5年)には医学部に和漢診療学講座が開設されました。
2004年(平成16年)、附属病院和漢診療部は和漢診療科と発展的に名称変更し、2005年(平成17年)10月には、富山県内の3国立大学法人が新しい富山大学に再編・統合され、翌年の2006年(平成18年)4月、富山大学大学院医学薬学研究部和漢診療学講座となり現在に至っております。

その間、2001年(平成13年)には、医学教育モデル・コア・カリキュラムに「和漢薬を概説できる」という文言が盛り込まれ、2011年(平成23年)3月に公表された平成22年度改訂版では、「和漢薬(漢方薬)の特徴や使用の現状について概説できる」と変更され、一歩踏み込んだ内容になっております。

また、2003年度(平成15年度)から2007年度(平成19年度)まで、文部科学省 21世紀COEプログラムに富山大学「東洋の知に立脚した個の医療の創生」が採択され、その拠点リーダーを寺澤先生と私が務めさせていただきました。

当講座は、附属病院開院以来、医学の進歩の流れのなかで、その時点で最良の医療を患者さまに提供すべく、東西医学の融合診療、即ち、漢方医学と現代西洋医学、両方のハイブリッドともいえる和漢診療を実践してまいりました。

また、医学生のみならず、薬学生、看護学生にも和漢診療学・漢方医学の教育を行ってまいりました。
医学生には、臨床実習で、漢方医学の伝統的な診察も体験してもらっています。

さらには、漢方医学的病態の科学的解明、漢方薬の効果・作用メカニズムの解明など、臨床的・基礎的研究を続けています。
その成果の一端として、多数の博士(医学)を輩出してまいりました。

今後とも、我が国の伝統医学「漢方医学」と現代西洋医学の融合診療をモットーとして、和漢診療学の診療・教育・研究に真摯に取り組む所存でおります。
ご指導、ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

教授嶋田 豊

医局員のご紹介(2017年5月1日現在)

  • 嶋田 豊

    • 教授(科長)
    • 博士(医学)
    • 日本東洋医学会漢方専門医・指導医
    • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
    • 日本消化器病学会専門医・指導医
  • 藤本 誠

    • 准教授(医局長)
    • 博士(医学)
    • 日本東洋医学会漢方専門医・指導医
    • 日本内科学会認定内科医
    • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
  • 野上 達也

    • 助教(診療講師、病棟医長)
    • 博士(医学)
    • 日本東洋医学会漢方専門医・指導医
    • 日本内科学会総合内科専門医
    • 日本リウマチ学会リウマチ専門医
  • 渡り 英俊

    • 助教(外来医長)
    • 博士(医学)
    • 日本東洋医学会漢方専門医
    • 日本内科学会認定内科医
  • 北原 英幸

    • 医員
    • 博士(医学)
    • 日本東洋医学会漢方専門医
    • 日本内科学会認定内科医
  • 三澤 広貴

    • 医員
    • 博士(医学)
    • 日本東洋医学会漢方専門医
    • 日本内科学会認定内科医
  • 金原 嘉之

    • 医師(博士課程 大学院生)
    • 日本内科学会認定内科医
    • 日本糖尿病学会糖尿病専門医
  • 竹澤 章裕

    • 医師(高岡市民病院内科)

講座の沿革

1975年 富山医科薬科大学 開学
1979年 附属病院 和漢診療室 設置
1983年 附属病院 和漢診療部 名称変更
1988年 WHO伝統医学協力センター 指定(現在に至る)
1990年 附属病院 和漢診療部 教授職(寺澤捷年教授)
1993年 医学部 和漢診療学講座 設置
2003年 医学部 和漢診療学講座 嶋田豊教授 就任
2004年 附属病院 和漢診療科 名称変更
2005年 富山県内3大学再編・統合 富山大学 名称変更
2006年 大学院再編 大学院医学薬学研究部 和漢診療学講座

同門会員

会員名簿(A・B会員)

  • 寺澤 捷年
  • 今田屋 章
  • 土佐 寛順
  • 檜山 幸孝
  • 三潴 忠道
  • 城石 平一
  • 伊藤 隆
  • 松田 治己
  • 新谷 卓弘
  • 島田 多佳志
  • 霜田 ふゆみ
  • 高橋 宏三
  • 平林 多津司
  • 山本 樹
  • 喜多 敏明
  • 小林 豊
  • 塩谷 雄二
  • 柴原 直利
  • 古田 一史
  • 鎌田 晃彰
  • 後藤 博三
  • 小暮 敏明
  • 長坂 和彦
  • 渡辺 実千雄
  • 二宮 裕幸
  • 酒井 伸也
  • 引網 宏彰
  • 藤永 洋
  • 菊地一夫
  • 関矢 信康
  • 萬谷 直樹
  • 佐藤 伸彦
  • 谷川 聖明
  • 川俣 博嗣
  • 田原 英一
  • 新澤 敦
  • 南澤 潔
  • 笠原 裕司
  • 木暮 文恵
  • 貝沼 茂三郎
  • 巽 武司
  • 九鬼 伸夫
  • 小尾 龍右
  • 横山 浩一
  • 地野 充時
  • 野崎 和也
  • 八木 清貴
  • 古谷 陽一
  • 林 克美
  • 仙田 晶子
  • 中田 真司
  • 村井 政
  • 岡 洋志
  • 渡辺 哲郎
  • 福田 秀彦
  • 山本 佳乃子
  • 井上 博喜
  • 永田 豊
  • 山田 正明
  • 織田 聡
  • 深谷 良
  • 海老澤 茂

研究のご紹介

現在、主に次のようなテーマで、臨床・基礎研究を行っています。

和漢薬の微小循環改善作用のメカニズムの解明
・血液レオロジー、血管作動性、動脈硬化などに対する和漢薬の作用機構
和漢薬の細胞・臓器保護作用のメカニズムの解明
・虚血性神経障害、高血圧・糖尿病性臓器障害などに対する和漢薬の作用機構
和漢薬の免疫調整・生体防御作用のメカニズムの解明
・リウマチ性疾患、アレルギー性疾患、感染症などに対する和漢薬の作用機構

研究業績一覧

教育のご紹介(2017年度)

和漢医薬学入門 和漢診療学 和漢診療学臨床実習 和漢診療学臨床実習(選択制)
医学部(医学科・看護学科)
薬学部(薬学科・創薬科学科)
2年次生
医学科4年次生 医学科3年次生 医学科5〜6年次生 医学科5〜6年次生
講義1回、体験実習5回 講義10回 講義10回 5日間(1人あたり) 7週間(1人あたり)