疫学・健康政策学講座は、大学院の組織再編により平成25年11月に開設された講座です。疫学研究に基づく健康政策への貢献を主なミッションとしています。
日本は、世界有数の長寿国ですが、肥満の増加をはじめとする生活習慣病の増加や、睡眠障害などのメンタルヘルス問題等、心身の両面にわたる多種多様な健康課題があります。背景には、社会環境の変化による生活習慣の変化や、職場環境の変化による職場の心理社会的ストレスの増加などがあります。
疫学・健康政策学講座では、人々の健康課題の把握や背景要因の解明を行い、対応策の提案等を通じて問題解決を図ることを各種の社会資源と連携して行います。
現在取り組んでいる研究としては、小児期からの生活習慣病予防に関する研究や、職場の心理社会的ストレスと健康に関する研究などがあります。また、英国のロンドン大学ユニバーシティカレッジやフィンランドのヘルシンキ大学と国際共同研究を行い、国家間の類似点や相違点等を明らかにしています。
研究成果は、ホームページでの公表や、ニュースレターの発行、講演活動、施策立案への協力等を通じて、社会への還元を図っています。
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2023年12月3日に富山県医師会館にて第77回富山県医学会が行われ、富山大学から4名が受賞しました。疫学・健康政策学講座と地域連携推進機構の活動による研究報告です。
研究課題名は「県内児童のゲーム障害(依存)に関する大規模疫学研究」です。
2021研究会受賞
演題名は「Gaming disorder and its associated factors among elementary schoolchildren」です。
第79回日本公衆衛生学会優秀口演賞
演題名は「児童の主観的学力と生活習慣、両親の喫煙、家庭の経済的状況との関連:文部科学省スーパー食育スクール」です。
演題名は「両親のネット利用と児童の長時間メディア利用との関連:文部科学省スーパー食育スクール事業
演題名は「医学科3年生のワークライフバランスに関するアンケート報告」
2016年3月13日に医学薬学教育部博士課程(疫学・健康政策学講座)2年の中堀伸枝さんが、第70回富山県医学会にて優秀賞を受賞しました。
演題名は「認知症と生活習慣・既往歴との関連」
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