本研究では、精神的健康度の違いに、ワークライフバランスがどのように関与しているかを調べるため、日本・イギリス・フィンランドの3カ国で、35歳から60歳までの公務員を対象にして調査を行いました。
国同士の比較では、仕事から家庭への影響、家庭から仕事への影響ともにフィンランドで低く、日本で高い傾向が見られました。また、精神的健康度はフィンランドで高く、日本で低いという結果でした。
各国で、配偶者がなく、15歳未満の子供がいる父親は精神的健康度が低く、これらの人々は仕事から家庭への影響が高い傾向が見られました。
この結果から、働く人の精神的健康度のためにはワークライフバランスが重要だと考えられます。
精神的健康度:高いほど良い
家庭、仕事への影響:高いほど影響が大きい
出典:Chandola et al., International Journal of Epidemiology 2004.
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