富山大学しらゆり会及び富山大学では、2023年現在、献体数を理由に入会及び献体をお断りすることはありません。また、富山大学では年間の献体受入数と解剖実習に必要となる献体数はほぼ同数であり、実習や研修を支障なく行わせていただいております。
しかし、富山大学しらゆり会の会員数は年々減少傾向にあり、将来の献体数の不足が懸念されております。多くの方々の入会をお待ちしております。

（献体数以外の、献体をお受け入れできない理由については「質問6」の回答をご参照ください。）

献体を希望される方が亡くなられた場合、ご遺体を献体するかどうかを決めるのはご遺族の方々です。したがって、ご本人が献体を希望されていても、ご遺族全員のご賛同がなければ、献体が実行されないということになります。富山大学では、ご遺族の反対のあるご遺体を引き取ることはできません。

献体とは、医学・歯学の教育・研究のために、みずからの遺体を無条件・無報酬で提供する篤志行為です。よって富山大学しらゆり会に入会した場合の特典に類するものはありません。

入会（献体登録）及び献体に際し、費用は一切かかりません。

富山大学しらゆり会事務局までご連絡ください。
また、同意者等に変更事項があった場合も事務局にお申し出ください。

県外に転居される場合は、転居先の献体団体をご紹介することも可能です。転居先の献体団体で改めて入会のお手続きをお取りください。

以下の項目に当てはまる場合、献体できません。

◆ご遺族の中に一人でも献体に反対する方がいる場合
◆臓器提供をされる場合（臓器提供と献体は両立できません）
◆献眼をされる場合（献眼と献体は両立できない場合があります）
◆重大な感染症の存在が予想される場合
◆司法解剖・行政解剖・病理解剖に付された場合
◆交通事故・災害・自殺等、遺体の損傷が激しい場合
◆亡くなってから日が経ち過ぎている場合
◆その他、献体に不向きと判断される場合

※献体の受け入れについては、死因や感染症の有無等を主治医に確認し総合的に判断させていただきますので、上記の事が懸念される場合でもまずは連絡ください。

高齢を理由に献体をお断りすることはありません。ご安心ください。

（献体をお受け入れできない理由については「質問６」の回答をご参照ください。）

手術（摘出手術を含む）等の治療履歴を理由に献体をお断りすることはありません。

（献体をお受け入れできない理由については「質問６」の回答をご参照ください。）

真夏を除き、亡くなってから2日まではよろしいかと思われますが、時期・状況によりドライアイスで冷やしていただく等の対応をお願いする場合がございます。
献体受け入れに関するやり取りの中で相談させていただきますので、まずはご連絡ください。

県内まで迅速に搬送していただく事ができれば、相談の上可能です。ただし県外から搬送する場合は、葬儀業者の手配及び県内までの搬送費用はご遺族の負担となります。
これらができない場合は、富山大学では献体できないため、亡くなった最寄りの大学へ相談することになるかと思います。その場合、最寄り大学の事情により献体のご希望に沿えない可能性もありますのでご了承願います。
入会に関しては、上記を理解しており、ご家族が承諾しておられれば可能です。

ご遺体お受け入れ後に面会することは一切できません。
何卒ご理解いただけますようお願いいたします。

富山大学では、ご遺体受け入れ時の搬送と解剖後の火葬を行い、ご遺骨はご遺族のもとに返還させていただいております。以上に係る費用は富山大学が負担します。
葬儀等のご遺体受け入れ前のことや、ご遺骨をお返しした後の事に関しましてはご遺族の中で話し合われてください。ただし、葬儀等を行われる場合の費用はご遺族の自己負担になりますのでご了承ください。
富山大学では毎年10月頃に慰霊祭を執り行い、ご献体された方のご冥福をお祈りいたしております。

ご遺骨を粉骨として返還する事、また、粉骨を散骨することは富山大学では行っておりません。

基本的には問題ありません。
棺の中に入れられた遺品については以下のように取り扱っております。

・数珠、手紙等（燃えるもの）
　火葬までお預かりし、棺の中に納めさせていただき、ご遺体と一緒に火葬させていただきます。
・食べ物、飲み物等（腐敗、劣化するもの）
　受け入れた段階で廃棄しております。
・その他（燃えないもの、大きなもの、特殊なもの）
　ご遺族に確認し、対応しております。