NAD代謝と代謝性疾患に関する英文総説がJournal of Biomedical ScienceにPublishされました

NAD代謝と代謝性疾患に関する英文総説をJournal of Biomedical Science誌に執筆しました。細胞内のNADレベルは、加齢に伴い減少するだけでなく、肥満や糖尿病、NAFLDなど様々な代謝性疾患においても減少することが知られています。NADレベルの減少は、こうした疾患の病態形成に関与するだけでなく、治療標的としても有望であることが近年多くに研究により明らかとなっています。本総説ではNAD代謝について概説するとともに、NAD代謝の変調がどの様に肥満や糖尿病などの代謝性疾患の発症・進展に関与しているのか詳細に解説しました。また、NAD前駆体であるNMNやNRは肥満や糖尿病NAFLDに対する予防・治療を持つことが動物実験を中心に示されていますが、これらについても解説するとともに、近年報告されたヒトでの臨床試験の結果もまとめています。本論文はオープンアクセスですので興味のある方は是非読んでみて下さい。

Journal of Biomedical Science 誌サイト上の本論文へのリンク
https://jbiomedsci.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12929-019-0527-8

2019年05月12日