私たちの研究室で大学院生を修了した関大樹さんが筆頭著者である論文がJCI Insightに発表されました。皮膚は常に紫外線などに曝露され、それらは光老化と呼ばれる皮膚老化を引き起こすことが知られています。また、ナイアシン欠乏症であるペラグラ(Pellagra)は特徴的な日光過敏性皮膚炎を引き起こすことが知られていましたが、そのメカニズムは不明でした。本研究では表皮におけるNADレベルの低下が、IL-36のケラチノサイトからの分泌を誘導し、UV照射で悪化する皮膚炎を引き起こすことを見出しました。この結果は今まで長年不明であったペラグラにおける皮膚炎のメカニズムを明らかにしたものであり、皮膚老化の理解に繋がる重要な結果です。
Seki T, Kim JD, Yahara Y, Uchida H, Yaku K, Karim M, Makino T, ShimizuT,
Nakagawa T. Epidermal NAD+ deficiency induces IL-36-mediated skin inflammation
and acanthosis.JCI Insight. 11(6):e189177. (2026)