専門医取得後のサブスペシャリティについて

 泌尿器科専門医を取得後は、さらに得意な領域をもち、そのスペシャリストとなっていただきます。

 サブスペシャリティには研究の専門と臨床の専門があり、両者は一致してもしなくても構いません。

 例えば、腹腔鏡下手術やロボット支援手術の技術認定/ライセンスを取得して技術の向上や後進の指導を行いながら、癌の基礎研究や臨床研究の専門家になったり、排尿機能、アンドロロジー、腎移植、小児泌尿器科、感染症などの専門家になったりすることも、大いにありです。

 サブスペシャリティの決定は、専門医取得までの臨床経験や個人的興味が大きく影響するので、入局後すぐに決めるものではありません。上から押しつけられるものではなく、本人の意思により専門を決め、各領域の認定医や学位(医学博士)取得を目指していただきます。

 専門医取得の頃になると、家族ができ、仕事も家庭もどちらも充実させたいという方が多くなります。当講座では、個人の事情に配慮しながら、グローバル・レベルの泌尿器科スペシャリストを育成する方針としています。