Toyama Anatomy

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更新情報・お知らせ

2026.4.24
一條さんの論文が朝日新聞に掲載されました
2026.1.7
一條さんの論文がプレスリリースされました
2025.11.21
一條さんの論文がPLOS Compputational Biology誌に掲載されました。
2025.1.20
Maiさんが博士課程に入りました。
2024.11.8
中村さんの論文がHeliyon誌に掲載されました。
2024.7.3
Trangさんの論文がeNeuro誌に掲載されました。
2024.4.1
新しく楠井さんが助教として,吉田さんがしらゆり会の事務として、着任しました。
2024.3.25
大学院生のTrangさんと学部生の桝谷君が卒業しました(祝)
2023.11.7
大学院生のTrangさんが「富山大学 脳科学研究交流会」最人気ポスター発表賞を受賞しました.
2023.7.4
新しく坂井さんが技術職員として着任しました

当研究室について

解剖学・神経科学講座へようこそ

 私達は神経科学の研究と解剖学の教育を行っています。ここでは研究と教育についての取り組みを紹介します。 当たり前のことなのですが、私達の住む世界ではいろいろなヒトが生活していて、いろいろな立ち居振る舞いをしています。それは動物についても同じで、いろいろな動物が生活しており、その姿形や立ち居振る舞いの違いに目を奪われます。このような行動の違いは神経系に準備されている仕組みとその使い方と、それらの組み合わせの違いによって生じていると考えられます。神経細胞がつくるネットワークが組み立てられる様子とそのネットワークの使い方の組み合わせと行動の関係を知る必要があるでしょう。言い直すと、私達は神経回路の構造と機能が動物の行動をコントロールする様式に興味を持って研究しています。そこでは基本的な構造が、共通の原理に基づいて組み立てられており、回路の使い方の組み合わせが多様な行動を下支えしていると考えられます。
研究においては標準的な実験を行うために特定の動物を利用することが普通です。たとえばマウス、ニワトリ、アフリカツメガエル、ゼブラフィッシュ、線虫、ショウジョウバエなどはモデル動物として神経科学の研究に大きな貢献をしてきましたし、これからもそうあり続けるでしょう。私達もその恩恵を受けて研究をしています。それとは別に、これまでに研究に利用されることが少なかった様々な動物は非モデル動物と呼ばれています。非モデル動物を利用して研究を行うことにも大きな意義があります。非モデル動物の中には特徴的な行動を示すものがあります。その背後にある機序を明らかにすることは特別な現象を理解することにとどまらず、神経回路機序の共通原理を明らかにする特異的な道筋になる事が期待されます。
私達はモデル動物と非モデル動物を分け隔てなく利用して、いくつかの行動に的を定めて、神経回路と行動の関係を探究しています。これらの研究の遙か先につながっていて、おぼろげながらにうかがう、ヒトの心の理解を見つめています。「研究内容紹介」ではそれぞれの取り組みをみることができます。私達は特に、動物の「移動」に興味を持っています。動物は好ましいものに接近します;「えさ」にアプローチし、「交配相手」にアプローチします。反対に、好ましくないものから逃れます;「ストレス」のような過酷な環境からは逃れようとします。「移動」の様式は個体が生き残っていく上で重要と考えられます。私達の目的は接近と離脱に密接に関わる神経回路を同定して、その性質を探究することにあります。
研究を通じて知識の領土を拡張することは大学の役割ですが、大学のもう一つの重要な機能は教育です。私達は医学部と薬学部の解剖学教育を行っています。解剖学は「医学における基本語彙の習得」という役割を持っていますから、様々な分野を学ぶためのよい出発点となるように工夫をして教育を行っています。それは私達が研究しているテーマへも連続していて、つながっているものです。教育内容紹介では講義や実習の内容を知ることができます。