講義について


学部講義
脳科学入門
現在の科目名は「脳科学入門」ですが、前任の福田先生の時代には「感情学入門」でした。
その内容を一部引き継いでいますので,感情や情動といった部分も含まれます。
脳科学研究のホットな話題をはじめ、脳科学研究の様々な手法、脳が作り出す不思議な世界などについて解説します。

行動科学
医学教育モデル・コア・カリキュラム −教育内容ガイドライン−(平成22年度改定版)にある「人の行動と心理」に準拠した内容を解説しています。
特に、
「ストレス」
「生涯発達」
「対人コミュニケーション」
「対人関係」
の部分を取り扱います。
さらに、行動科学の中でも行動医学について、概略的な解説をします。
授業評価アンケートの結果

看護研究
看護学科3年の1月から約10か月間、卒業研究を行っています。
実験研究に不慣れな学生が多いので、多くはグループで1つのテーマを決めて研究しています。
実験の内容は、なるべく本人の「やってみたいこと」「知りたいこと」「見たいこと」に沿った形で計画しますが、今のところできることは
視線計測(人がどこをどれくらい見ているのかを測定します)
自律神経活動測定(リラクゼーションや緊張など、情動反応の指標として心拍変動を記録します)
心理実験(被験者の課題に対する反応時間や正答率などを測定します)
などの手法です。

実験をしたらデータを解析して、
「データから言えること」「データから推測されること」「それらがどう役立つかの可能性」
などについて考察し、文章と図にまとめます。
卒論の進め方

これまでの卒業研究


大学院講義
基礎看護学演習・基礎看護学特論II
この講義では、受講生と相談しながら内容を決定します。
基本的には、知っていると得する知識の習得を目指しますが、なるべく看護の現場でも使えるような内容にしています。

平成25年度は、アメリカの医療現場で使用されている専門用語の使い方、患者さんに対する英語の言い回しなど、生きた医療英語のお勉強をしています。
本学附属病院には、県内在住の外国人も訪れます。外国人の留学生や研究者を多く抱える杉谷キャンパスにある病院ですので、ことのほか多くの外国人の患者さんがいます。
ペラペラと英語でやり取りができればそれにこしたことはありませんが、ちょっとした“気遣いの言い回し”ができるだけでも、外国人の患者さんにはホッとする一言となりましょう。