初期臨床研修プログラム初期臨床研修プログラム

感染症診療のスタンダードからスペシャリストを目指す教育まで

研修内容研修内容

臨床で遭遇する各臓器の感染症について、基本から最先端まで学べます。
研修医として身につけるべき、感染症診療のスタンダードを習得した上で、スペシャリストを目指すための教育も行います。

(1) 感染症専門外来・入院診療

大学病院としては全国的にもまだ少ない主科としての入院診療と感染症専門外来を毎日行っています。対象疾患は、感染症指定医療機関でもあるため、輸入感染症、希少感染症やHIV/AIDS、難治性の細菌感染症、深在性真菌症、抗酸菌症、不明熱などです。新型コロナウイルス感染症も対応しています。

(2) 感染症コンサルテーション

大学病院内や主に富山県内の医療機関からの感染症診療に関する相談に24時間・365日迅速に対応しています。重症・難治性症例に対する専門的な抗微生物薬使用法や原因不明の疾患に感染症が関わっていないかなどが主です。毎週火曜日と金曜日に診療カンファレンスを行っています。

(3) 病院感染対策

「院内感染」の対策を行っています。患者さんからどういう微生物が検出されているか、耐性菌が増加していないか、抗微生物薬が正しく使用されているかなど大学病院全体をチェックしています。毎週火曜日と木曜日の午後に感染対策環境ラウンドを実施しています。

(4) 感染症に関する基礎実験

身の周りの環境にはどういう微生物がいるのかなど自分自身でテーマを決めて基本的な培養実験を行ってもらいます。

(5) 感染症に関する論文抄読会・研究発表

医師にとって学会発表や論文作成は必須です。自分自身で選んだ論文を読解し、学会形式で発表してもらいます。また、自分で行った実験内容を発表してもらいます。

富山大学 感染症学講座 研修プログラム