教育の特徴
Characteristics

多職種連携教育 総合大学の強みを生かした 医学・看護学・薬学の合同教育が将来の多職種連携の礎となる 多職種連携教育 総合大学の強みを生かした 医学・看護学・薬学の合同教育が将来の多職種連携の礎となる

医学部の特徴

合同教育による
多職種連携能力の育成

 現代医療は、医師・看護師・薬剤師等医療職の高度の専門性と、それらの医療職の連携によるチーム医療の展開に特徴づけられます。
 こうした多職種連携能力を身につけるために、富山大学医学部では総合大学の強みを生かした入学から卒業まで継続した合同教育を実施しています。

「教養教育」における
9学部の合同教育(1年次)

 富山大学は9学部(人文学部、経済学部、教育学部、理学部、工学部、都市デザイン学部、医学部,薬学部,芸術文化学部)からなり、約8,000名の学部生と約1,300名の大学院生が3つのキャンパスで勉学に励んでいます。
 すべての学部の1年次生は、五福キャンパスで一緒に教養教育を履修します。また、多数の課外活動団体が活発に活動しており、学部を超えて多様な価値観と関心事を持つ学生と交流を深めることができます。医療人は、多様な価値観と関心事を持つ患者さんを理解して寄り添う能力が必要であり、貴重な人生経験となることでしょう。

「医療学入門」における医学・
看護学・薬学の合同教育(1年次)

 医学・看護学・薬学の専門教育としては、多職種連携能力を涵養するために、1年次の専門教育である「医療学入門」では合同教育が行われています。医療倫理、患者・医療従事者関係、コミュニケーション技法、障害者・高齢者の医療、薬害、医療と地域社会などを合同で学修します。また、新入生医療学研修(立山研修)、心肺蘇生講習会、介護体験実習、富山県立イタイイタイ病資料館見学などを行います。
 これらの多岐にわたる合同教育により、それぞれの専門職の自覚が芽生えます。また、グループ学修、全体討論といった経験を通じて、「よき医療人(プロフェッショナル)」となるための総合的な能力を修得します。

新入生医療学研修
心肺蘇生講習会

「和漢医薬学入門」における
合同教育(2年次)

 富山大学の特徴の1つは、「東西医学の融合」です。歴史ある世界水準の和漢医薬学総合研究所があり、また、附属病院では和漢診療科が東洋医学と西洋医学を融合した医療を実践しています。
 このような富山大学の特徴を生かして、2年次の合同教育として「和漢医薬学入門」が開講されています。和漢医薬学の研究や臨床などを講義と実習により学修します。卒業生は、西洋医学だけではなく東洋医学にもとづく医療が実践できます。富山大学で学ぶ大きなメリットの1つと言えます。
 また、看護学科2年次の「成人看護論Ⅰ」では、看護学科と医学科の教員が連携して、講義や演習を行います。その結果、看護学と医学の考え方の共通点と相違点を踏まえた将来の多職種連携の素養が涵養されます。

「疫学」「感染症」
における合同教育(3年次)

 医師や看護師、薬剤師は、科学的根拠(エビデンス)にもとづいて患者さんに最善を尽くすことが求められます。3年次の合同教育である「疫学」では、医学研究や看護学研究における調査手法、分析手法、結果の解釈を、講義と演習により学修し、人を対象とした研究にもとづくエビデンスを提供する学問を学びます。
 また、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックを受けて医学科、看護学科、薬学部で「臨床現場」をイメージした多職種連携教育が新設され、感染症に関するグループ学修が行われています。
 看護学科3年次の「老年看護学総論」では、高齢者とその家族の健康及び生活の質を高めるため、多職種連携によるチームアプローチを用いた老年看護の役割について深く考える機会が設けられています。

保健・医療・福祉・介護の現場での
多職種連携教育(4年次~)

 医学科は、4年次後期から、看護学科は、4年次少し前から富山大学附属病院や地域の中核病院等での実習の中で、医療チームの一員として、医師、看護師、薬剤師、介護士、事務職員などとの多職種連携による医療経験を多く積みます。
 自職種の専門性と全ての職種に必要な全人的な態度と連携能力を身につけます。このように、入学から卒業までの合同教育を通じて多様な価値観と関心事を尊重し、自職種の専門性と多職種連携能力を涵養する機会があります。地域社会や国際社会に貢献できる意思と能力を身に付けることができる最適な環境が提供されています。

杉谷キャンパス 課外活動紹介

〈体育系〉ITFテコンドー部/競技スキー部/準硬式野球部/女子軟式野球部/弓道部/剣道部/養神館合気道部/武田流中村派合気道部/卓球部/男子ハンドボール部/女子ハンドボール部/男子バスケットボール部/女子バスケットボール部/男子バレーボール部/女子バレーボール部/ソフトテニス部/硬式テニス部/バドミントン部/サッカー部/ラグビー部/山岳部/水泳部/ウインドサーフィン部/ストリートダンス部/陸上競技部/ゴルフ部/スキューバダイビング部WEDIT/アーチェリー部
〈文化系〉管弦楽団/赭鞭会/軽音楽部/ギターマンドリンクラブ/小児科訪問サークル 青い鳥/コーラス部/ボランティア同好会/三曲会/ウインドアンサンブル/写真部/美術部/茶道部/ESS /救急医療研究会SALT /国際医療研究会/書道部/Peer ☆ yacha /ジャズ研究部/TULid(チューリッド)/医学薬学祭実行委員会