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2022.03.14

富山大学医学部医学科3年で研究医養成プログラム履修中の丸林菜々子さんが、第69回日本生態学会大会のポスター発表にて優秀賞を受賞

 医学科3年生で研究医養成プログラム履修中の丸林菜々子さんが、2022年3月14日に福岡国際会議場(オンライン)で開催された第69回日本生態学会大会にて、「動物個体群」分野のポスター優秀賞を受賞しました。
 受賞発表課題名は「摂食経験に応じて変化するタンガニイカ湖産鱗食魚の捕食行動と下顎骨形態」です。ヒトの利き手に相当するほど顕著な「右利き」と「左利き」を示すアフリカ・タンガニイカ湖の鱗食性シクリッド科魚類Perissodus microlepisを用いて、下顎骨が摂食経験に依存して左右非対称に発達するという、左右性と表現型可塑性の関係を初めて実験的に明らかにしました。
 利きは遺伝要因と環境要因の相互作用によって発現すると考えられていますが、その因果関係は大きな謎となっています。本研究は環境要因の影響に焦点をあて、巧みな操作実験と明瞭な結果が今回の受賞につながりました。

医学科3年 丸林菜々子さん

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